2017/8/16

「ノーモア・ヒバクシャ」「ノーモア・フクシマ」  ]平和
 ◆ 敗戦記念日に思う (東京新聞・本音のコラム)
鎌田 慧(ルポライター)

 働き方改革から人づくり革命へ。「改革」と「革命」。過激語を振りまいて延命を図っている。
 天下の悪法・共謀罪を強行採決して一気に憲法改悪へと調子に乗った安倍政治にも秋の風。こけおどしの革命までもちだしたから、眉唾になる。
 自慢の「働き方改革」は、残業代ゼロ、過労死促進(高度プロフェッショナル)制度として批判がたかまり、妥協した連合幹部は組合員から猛反発を食らった
 もう一方の「人づくり革命」は、教育勅語の亡霊まで引き出した政権と学校当局の一体化(森友・加計との癒着を見よ)を進め、ついに大学支配までを狙うようになった。
 前防衛大臣はあまりに恥ずべき無定見で解職。後任の小野寺大臣には、戦争させない決意がまったくない。


 戦争を知らない世代の大臣たちには安倍流の戦争準備こそ「積極的平和主義」との危険な思い上がりがある。
 北朝鮮のミサイル発射準備に対抗して、防衛大臣は安保関連法をもちだして、他国への攻撃であっても迎撃する可能性がある、と迷言。
 安倍内閣はトランプ米大統領に追随せず、平和憲法の精神、対話を進めてほしい。
 「ノーモア・ヒバクシャ」の声を集めた「核兵器禁止条約」に背を向け、「ノーモア・フクシマ」の悲惨に学んで脱原発にむかう聡明な政府とくらべ、日本政府は愚鈍、無反省の極みというべきか。

『東京新聞』(2017年8月15日【本音のコラム】)


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