2017/10/29

都庁で働く皆さま 都民の皆さま 都庁前通信 2017年10月26日号  Y暴走する都教委
  《河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会 都庁前通信》
 ● 福井中2生自殺から都教委が学ぶべきは


 今年3月、福井県池田町の中学2年の男子生徒が自殺した問題で先日、町の調査委員会が報告書を出し、この問題について市民の知るところとなった。
 担任らの強い「叱責」を目撃した生徒たちは調査委に「身震いするくらい、すごい怒鳴っていた。かわいそうに感じた」等と証言。こうしたことから報告書は、管理職や他の教員も問題を知っていたのに「適切に対応しなかった」と結論づけ、自殺の原因「担任や副担任から厳しい指導、叱責を受けた精神的ストレス」と報告した。

 報告書が出されたのは、ご遺族が、ただただ「真実を知りたい」と思って学校や教育委員会に訴えたことによってだった。


 ご遺族は、「3月、4月と、学校、教育委員会との関係も修復し難い状況に陥り、町長、県庁、文部科学省など、いろいろな方に相談しました。どこの機関に相談しても、状況は改善されず、途方に暮れるばかりでした。・・・議会で報告するという教育委員会の話を信じ、調査に協力しましたが、先月27日の議会で発表されることはなく、裏切られた気持ちが今回もまた、大きくなったのは事実です。」(お母さんが、保護者会で公表された手記から)と、関係機関が当該生徒やご遺族の思いを大事にしなかったことを指摘。
 また、報告書が「叱責」としたことについて、「私達遺族は、叱責ではなく『教員による陰険なイジメであった』と理解しています」と指摘する。

 いま中学生の自殺率は増加傾向にある。今回総選挙で争点にならなかったが、安倍政権下の教育は子どもたちの将来を左右する大きな問題を孕んでいる。
 報道に接した私たちは、自殺に追い込まれた生徒やご遺族の気持ちを推し量り、関係機関の対応について批判的に学ぶべきと思う。
 学校は子どもたちが受け止め考えられるように投げかけてほしい。また、都教委は他県のこととせず、自分の足元で起きている小山台高校生の件に誠実に向き合ってほしい。

 ● 都教委、小山台高校生の自殺調査結果の再調査は?
   ――「いじめがあったと判断することは極めて困難」は事実なのか


 2015年に自殺した都立小山台高校の男子生徒へのいじめの有無について、都教委は今年9月、「LINE」や「ツイッター」への書き込みや、生徒が級友から体形をからかわれたと母親に相談していたことなど、いじめを疑わせる5つの行為について検討し、「いじめがあったと判断することは極めて困難」とする調査結果を公表した。

 報告書を受け、ご遺族は「調査が不十分」として、小池百合子知事宛てに再調査を求める意見書を提出。都は、報告書の内容を精査した上で、再調査するかどうかを決めるとのこと。(東京新聞 17.9.26)

 「調査が不十分」とご遺族が感じたのは、これまでの学校や都教委の対応にもあっただろう。
 同校が生徒に対し行なった調査はご遺族が要望したいじめに関するものではなく「心と身体の健康調査」であったり、都教委は「中間報告をしてほしい」というご遺族の要望を受け入れなかったり。
 何とかして真実を知りたいと思われたご遺族は都(教委)に開示請求をしたが、「調査中」であることを理由に、黒塗りで開示されたというのだ。(「週刊女性」 16.12.06)

『根津さん河原井さんらの「君が代」解雇をさせない会』(2017/10/26)
http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/index.html#entry-88316557


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