2006/12/10

品川区の「規範意識」  
品川自民党区議団、地裁で敗訴、それでこの中味で控訴という厚顔無恥

品川区の「規範意識」
あわれ税金 自民党品川区議団お手盛り支出
キャバレーで景気動向調査/同席教授「当時米に」


 キャバレーやパブで「景気動向調査」、日本にいないはずの相手と会食…。
 七日に飲食への支出禁止を盛り込んだ条例改正案が可決される見通しの品川区議会。
 だが、四月の東京地裁判決で返還を求められた自民党区議団の政務調査費支出には、政策調査とは無関係と思われる、矛盾に満ちたものがいくつも見て取れる。
 同区議団が区に提出した領収書の説明によると、
▽銀座の老舗キャバレーで四万三千六百九十円。名目は「産業振興・景気動向調査」
▽同じ年度中に品川区内のカラオケバーに計五回通い、計十三万一千円。名目は「ごみ対策とリサイクル視察調査」「学校安全問題調査」など
▽六本木のパブで党青年局との懇親会。十万五千円−など。
 同区議団は控訴審で、こうした飲食費としての支出について具体的に説明する書面を提出。これを、原告住民側らが一件ずつ調査した。
 二〇〇二年三月には、自民区議二人がホームレス状況調査のため、台東区の上野公園での実態を視察。その後、同行した台東区関係者らとカニ料理店で懇談、一万四千三百二十円を支出-としている。
 だが、台東区生活援護課の担当者は「区職員は同行していない。カニ料理店も行っていない」と全面否定。
 原告側は「『区関係者』が実際にいたのか疑問」としている。
クリックすると元のサイズで表示します

 〇一年九月十九日には区議が、ある大学教授と中華料理店で会議を行い、五万三千四百四十五円を支払った、と説明。
 ところが、教授は書面で会議の事実を否定。さらに「当時は米国に住んでいた。ちょうど9・11中枢同時テロで帰国できなかった」と話していたという。
 会議に出席した区議の一人は取材に対し、「会議をしたのは書面を寄せた教授とは別の教授だったと思うが、誰だったかはよく覚えていない」と話している。
 このほか、「〇二年四月二十八日に視察をした」とする「しぶやの日」駅前キャンペーンが、実際には二日前に実施、飲食をしたとする店が、その時間には閉店−など、多くの矛盾があったという。
 訴訟は継続しているが、同区議団は〇一、〇二年度の全飲食代金を区に返還した。

政務調査費ガラス張りなるか?
23区議会 条例改正など加速 “目黒ショック”で本腰


 「第二の議員報酬」といわれる政務調査費の使い道を透明化しようという動きが、東京・二十三区議会で加速している。先月、政務調査費の不適切な使途をめぐって目黒区議会で公明党の区議六人全員が辞職したばかり。品川区議会では七日、飲食への支出を禁止する条例改正案が、八日には杉並区議会で、使途報告に領収書の原本添付を義務付ける条例改正案がそれぞれ成立する見通し。統一地方選が来春に迫る中、カネと政治に対する有権者の批判の高まりに、議員らも重い腰をあげざるを得なくなったようだ。

 本紙の調べでは、現在、二十三区で領収書を添付した使途報告の提出を条例や議会内の申し合わせで義務付けているのは九区議会。このうち、不正使用の可能性を排除しきれないコピーではなく、原本添付が必要なのは千代田、台東、品川の三区議会。それを条例で明文化しているのは千代田だけだ。

 杉並区議会では現在、使途報告にはコピーも含めて領収書添付は不要。しかし八日の本会議で、領収書の原本添付を義務付ける条例改正が議員提案され、全会一致で可決成立する見通しだ。今井譲議長は「透明性を高め、区民の信頼を得る上で公開しようとの考えに達した」と話す。

 また品川区議会では、税金である政務調査費を飲食費に使うことを全面禁止する条例改正案を、七日に提出する。これも同日中に全会一致で可決成立する見通しだ。

 品川の場合、きっかけは自民党区議団の使途をめぐる訴訟。四月、スナックやしゃぶしゃぶ店などに使ったことを東京地裁に「目的外」と認定された。区側は控訴したが、区議団は先月三十日、突然、区に全額を返還した。

 目黒区議会が政務調査費をめぐって大揺れとなったのはこの直前だった。沖縄のタクシー領収書に都内の乗車区間を書くなど、不適切な使途報告が問題となり、公明区議の六人全員が辞任。議長も職を辞した。目黒区議会では、使い道の厳格化や罰則、区長に調査権を付与するなどの再発防止策を検討している。

 目黒での異例の事態を受け、他の区議会でも、対応に動きだした。中央区議会では今月、主要会派の幹事長が領収書添付など制度の見直しに向けて協議することで合意。

 大田区議会でも「領収書添付の必要性は各会派とも認識している」とし、条例化を検討中。港区議会でも「他議会と比べて遅れているという印象を持たれても良くない」(与党会派幹部)と、統一地方選前をめどに見直しを模索している。

『東京新聞』2006/12/7社会面


※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ