2019/1/19

吉村大阪市長あて「君が代」学習・指導にかかわる公開質問書  X日の丸・君が代関連ニュース
2019年1月17日
 大阪市長 吉村 洋文 様
◎ 児童・生徒の「君が代」学習・指導にかかわる公開質問書
Democracy for Teachers and Children
〜「君が代」処分撤回!松田さんとともに〜 (略称 D-TaC)
[本件担当者連絡先 笠松]

 私たちは、卒業式の「君が代」不起立不斉唱を理由に大阪市立学校教員松田幹雄さんが2015年5月に受けた戒告処分の取り消しと、学校への民主主義実現をめざす市民団体です。
 松田幹雄さんは、2015年7月10日、大阪市人事委員会に処分取消の審査請求をすると同時に、当時の橋下大阪市長あてに別紙「児童・生徒の『君が代』学習・指導にかかわる公開質問書」を提出し、回答を求め続けましたが、橋下氏は何も応答しないまま退任しました。松田さんは、橋下市長(当時)に公開質問書を提出した理由を以下のように述べています。


(2015.7.10公開質問書より)
 橋下大阪市長は、府知事時代から「バカ教員の思想・良心の自由よりも子どもたちへの祝福が重要だろう。」「職務命令に従わず、国歌を起立・斉唱しない者は公務員にしておけない。辞めさせる。」などと繰り返し発言され、愛国心の高揚などを目的に教職員に国歌(「君が代」)の起立・斉唱を義務づける『国旗国歌条例』や同一職務命令に3回違反すれば免職にするという規定を盛り込んだ『職員基本条例』の制定を主導してこられました。
 市長という立場は、職員の服務監督に責任があるとともに、子ども達の教育のあり方にも大きな責任があるはずです。私が抱いている危惧にかかわって、「君が代」の学習や指導のあり方についての橋下大阪市長の認識をうかがいたいと思います。
 吉村市長は、国旗国歌条例・職員基本条例制定を主導した「おおさか維新の会」に所属し、橋下前市長の後継として市長に就任されています。このような経過を踏まえて、吉村大阪市長には、市長の責任として、是非、以下の質問に答えていただきたいと思います。

 【質問事項】
 (1) 「君が代」が、大日本帝国憲法下の修身の教科書で「天皇陛下のお治めになる御代は、千年も萬年もつづいておさかえになりますやうに」という意味だと記載され、教えられていたことをご存知でしたか。

 (2) 戦前、「君が代」斉唱が、天長節・紀元節などの厳粛な学校儀式の中に「御真影に最敬礼、教育勅語奉読」などとともに位置づけられ、召集令状が来た人に「おめでとうございます」と言わざるを得ない、本音の言えない建前社会をつくった一因であったことをご存知でしたか。

 (3) 1999年に国旗・国歌法が制定されたとき、政府が、「君が代」の「君」は今も天皇を指すが(直訳すれば「天皇の代」となるが)、天皇の憲法上の位置づけが変わったため、「君が代」は「我が国」と理解し、「君が代」の歌詞は、「我が国の末永い繁栄と平和を祈念したもの」と解することが適当であるとしたことをご存知でしたか。

 (4) 大阪市教育委員会は、「君が代」の歌詞の意味や扱いの変遷について児童・生徒にどう伝えるかという指導文書を何も出しておらず、その結果、ほとんどの学校では、(1)〜(3)の事実は児童・生徒にほとんど何も伝えられないまま、「君が代」は国歌であるので歌いなさいという「指導」しか行われていないこと、「君が代」の歌詞の意味を聞くとほとんどの子どもたちが知らないと答える実態であることをご存知でしたか。

 (5) 吉村市長は、(4)の大阪市立学校で学ぶ児童・生徒に「君が代」の歌詞の意味も伝えず、しっかり歌えと「指導」している大阪市立学校の国歌「君が代」学習・「指導」の実態について、どうお考えですか。考えを聞かせてください。

 (6) 吉村市長は、「君が代」の意味や扱いの変遷、それが社会にもたらした影響等を知り、歌いたくないと意思表明した児童・生徒にはどう対応すべきと考えておられますか。

 (7) 子どもの権利条約では、児童・生徒には、自分に起立・斉唱が求められる「君が代」について十分な情報を求め、卒業式・入学式での扱いについて自分に関わることとして意見をいう権利が認められています(第12条、第13条)。吉村市長は、(1)〜(3)の「君が代」についての事実を児童・生徒に伝えるべきだとお考えですか。それとも伝えるべきでないとお考えですか。

 (8) (7)の問いについての回答は、国旗・国歌などにかかわる考え方は、「事実を十分伝えた上で児童・生徒一人ひとりが自分の考えを持ち、深めていくものだ」と考えるのか、「教育によって身につけるものであり、児童・生徒は正しい考え方を教えられる立場である」と考えるのかということにもかかわっていると考えます。吉村市長はどちらの考え方ですか。

以上

 質問事項は、学校教職員が子ども達にどう向き合うべきか考えるときに、避けて通れないものです。吉村市長には、必ず、お答えいただきますよう、よろしくお願いいたします。


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