2019/1/31

辺野古新基地は普天間基地の代替ではない、普天間は直ちに運用停止すべき  ]平和
 ◆ 正直な政治 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 来月二十四日、沖縄の県民投票が行われる。辺野古新米軍基地建設に賛成か反対か、投票で決められる。
 自民党の影響力が強い宜野湾市など五市の市長が反対していた。それでは全県有権者の三割が参加できない、と懸念されていた。

 県民投票を呼びかけた若者のハンガーストライキなどがあって世論が動き、「賛成」「反対」のほかに「どちらでもない」の一択を付ける、との妥協案で無事に全県実施ができることになった。
 ほっとする想(おも)いである。
 辺野古新基地は「世界一危険」な普天間飛行場の代替であり、沖縄の負担軽減、唯一の選択肢。これが安倍内閣の殺し文句


 ところが、辺野古に軍港や弾薬庫などを備えた滑走路二本の新基地をつくる計画は、一九六六年から米軍にあった(真喜志好一ほか著『沖縄はもうだまされない』)。
 辺野古に移設しなければ、普天間に固定化される、と安倍政権が宜野湾市長にいわせている。しかし、もともと米軍の安全基準にさえ達しない普天間は、運用停止か米国に引き取るべきだ

 これから県民投票に向けて官邸の攻勢が強まろうとしている。
 「正直、公正、謙虚で丁寧な政治をつくりたい」とは、石破茂氏の総裁選挙に臨んだ抱負の言葉だった。
 ところが自民党内部からそれは安倍首相への個人攻撃だとして封印させられた。ああ、正直な政治がほしい。(ルポライター)

『東京新聞』(2019年1月1日【本音のコラム】)



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