2019/1/31

「東京・教育の自由裁判をすすめる会」最高裁要請報告  X日の丸・君が代関連ニュース
  =「東京・教育の自由裁判をすすめる会」共同代表9氏が共同アピール=
 ◆ 小森氏・醍醐氏・俵氏がアピール文を携えて最高裁へ要請 (リベルテ54号から)
   片山むぎほ(事務局)


 安倍政権の横暴は止まることを知らず、安倍政権への「付度」は行政のみならず、立法・司法へと広がっています。このような情勢に危機感を持ち、「東京・教育の自由裁判をすすめる会」共同代表9氏は共同アピール「最高裁判所は司法の良心と独立を示す判決をだし、『行政を忖度した』などと揶揄されることがないよう望みます」を発表し、東京「君が代」裁判4次訴訟にむけて、2018年12月11日に最高裁要請行動を行いました。
 当日、要請を行った共同代表は、小森陽一(九条の会事務局長・東大教授)・醍醐聰(東大名誉教授)・俵義文(教科書ネット21)の三氏。厳しい寒さの中、原告・支援者が30人集まりました。


 はじめに、小森氏が「すすめる会」共同代表9氏の共同アピール文(別紙参照)を格調高く読み上げ、続いて醍醐氏が独自に用意した「起立・斉唱の強制は『儀礼的所作の求め』で済まされない」との要請書(別紙参照)を読み上げました。最後に、俵氏は、「『君が代』問題は人権や教育の根本問題であると同時に、歴史認識の問題である」と述べ、「日の丸・君が代」が果たした役割を歴史的事実に基づいて明らかにしました。

 1回の要請行動に参加できるのは17名と決められ、裁判所内での写真撮影・録音などが禁止されているのですが、最後の1分ほどで、参加者の二人が、「国会議員と違って裁判官は私たちが選んだわけではない。だからこそ世論や私たちの声を重く受け止めるべきではないのか。私たちが最高裁に訴えられるのはこの場しかないのだから、撮影禁止などと言わず、もっと開かれた最高裁になってほしい」「『要請の内容は調査官までで、その後に裁判官に届くかどうかは調査官の判断』などと言わずに、今日の要請を必ず裁判官に届けてほしい」と訴えました。

 最高裁要請に参加された共同代表三氏は、暴走する安倍政権との闘いで、多くの課題を抱えて大変お忙しいスケジュールの中を駆けつけました。
 私たちは、憲法16条「平穏に請願する権利を有し」ています。憲法の番人である最高裁だからこそ、「東京・教育の自由裁判をすすめる会」共同代表や私たちの思いを誠実に受け止め対応してほしい。

 〈付記〉
 その後の出来事ですが、2018年12月23日に、「東京・教育の自由裁判をすすめる会」共同代表のお一人、百歳の大田堯先生が老衰のためお亡くなりになりました。2018年4月22日には、大田先生の『百歳の遺言−いのちから「教育」を考える−』が出版されています。
 大田先生が亡くなる2カ月ほど前、共同代表の共同アピール文の原案に対する各代表からのご意見と了解をいただきましたが、大田先生のご了承の返信が連絡係の私の手元に届いたのは10月31日の消印のある封筒でした。そこには、大田先生が渾身の力を込めたサインが記されていました。
 このサインをじつと見つめていると、「東京・教育の自由裁判をすすめる会」共同代表のこのアピールは大田先生が亡くなる2カ月前の遺言だと感じます。

『東京・教育の自由裁判をすすめる会ニュース(リベルテ) 54号』(2019年1月26日)


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