2019/7/11

白昼公然と海に赤土が投入する日米政府の環境破壊の蛮行に抗議を続ける人々  ]平和
 ◆ ゲート前の人びと (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 ひさしぶりに、辺野古キャンプ・シュワブのゲート前に行った。
 その日県庁前から出るバスは、沖縄平和市民連絡会の運行だった。このほかにも「島ぐるみ会議」が、ゲート前に座り込む人たちを運んでいる。
 顔なじみの人たちが多く、バスの中は和気あいあいとしている。毎日のようにきている上間芳子さん大城博子さんなどには頭が下がる。
 東京からやってくる原田隆二さんとは、五十年ほど前、青森県三沢米軍基地ゲート前にあった、米兵相手の反戦バー以来である。

 ゲート前にいると、北上田毅さんが姿をあらわした。それで彼のクルマで名護市安和の琉球セメント桟橋前に連れて行ってもらった。


 各地で反公害闘争が激しかった六〇年代後半、京都大の学生だった彼は「月刊地域闘争」の編集長だった。卒業した後、京都市に土木技術者として就職した。

 防衛省による辺野古の海虐殺工事の土砂搬入はキャンプ・シュワブゲートからのダンプと琉球セメント桟橋から船で行われている。
 さらに本部港塩川地区での土砂搬入現場と、ピケを張る場所がふえている。

 白昼公然と海に赤土が投入されるなど、信じがたい環境破壊は日米政府の蛮行だ。
 排除されても排除されても市民のピケが毎日続けられるのは、確固たる楽観があるからだ。やがて埋め立ては九十メートルの最深部にのみ込まれ、破綻する。(ルポライター)

『東京新聞』(2019年7月10日【本音のコラム】)


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