2019/7/21

学期末の都立高の無意味な多忙ぶり  X日の丸・君が代関連ニュース
  =シリーズ 都立高校の現場から (『いまこそ』)=
 ◆ 忙しい学期末に無意味な雑用が多すぎる
川村佐和

 今都立高校は夏休み前の追い込みの時期だ。私自身、週末も成績処理に追われて全く休めない。というのも、文化祭担当なので、試験期間は文化祭の準備などで全く採点などができなかったのだ。
 それに、6月の終わりごろから「ストレスチェック」「日常業務の自己点検票」「BYODアンケート(スマホやICTを使った授業をしているかどうかアンケート)」「体罰防止チェックシート」「保有個人情報取り扱い自己点検票」などのアンケート類が、学校に行くと机の上に毎日のようにおいてある。
 私の周りでは副校長がいろんな教員に「○○先生ストレスチェックまだですよ」などと、毎日声をかけている。


 「こうやって副校長にせかされることがストレスです。」「私も先生たちをせかすのがストレスなんですよ。」と冗談めかしたやり取りがあるが、副校長も私たちも大変だ。

 「体罰防止」にいたっては、校長室に全員呼び出されて、「体罰していませんね。」などと、校長に確認されたりするのだが、全く意味がない。都教委のアリバイ作りに過ぎないと思う。

 それに加えて6月26日の職員会議では、「7月5日までにe−ラーニングをやってください』というお達しまであった。
 「e−ラーニング」とは、TAIMSで行う研修で、確か4,5年前から始まった。
 最初は量も少なかったが、だんだん多くなり、今年は出回っている回答を見ながら集中して行っても1時間はかかるという代物になっていた。
 記述まであり、「なんでこんな一番忙しい時期にやらせるのか!!」と職場では怒りの声が上がっていた。
 私はどんな問題が出されているのか知るために、毎年自力で取り組んでいるが、自力で取り組んでいる教員は、多分とても少ないと思う。こんな忙しい時期に、こんな無意味なことに1時間以上費やすなんて腹が立って仕方がない。
 先日若い教員が、「週案とか、学カスタンダードとか、自己申告書とか、無意味な雑用が多すぎる」とぼやいていた。
 こんな無意味なことをやらされ続けることは、教員の心の中の何か大切なものを傷つけ壊していくのではないかと私は心配している。

 私は今年度から再任用となった。問題だらけの都立高校でも、仕事も生徒も太好きなので、定年後5年間再任用として働こうと思っていた。
 しかし、1月25日に校長に呼び出され、前日の夜10時に都教委からメールで送られてきた「懲戒処分歴がある教員に対する事前通告」という文書を読み上げられ、年金が出る年度までは都労連との合意があるため任用するが、それ以降は任用しないし、非常勤教員にも採用しないと通告された。
 2016年3月の卒業式での不起立による処分が理由だということだが、こんなことは前例がない。1年更新の再任用について3年後は任用しないと事前に通告すること自体不当極まりない。経済的な不安も大きいが大好きな生徒と過ごせるのがあと3年だけと思うと悲しくて仕方なかった。
 生徒との時間は私にとってかけがえのないものだ。1日でも長く生徒といられるよう、分会決議を上げ組合に要請したり、弁護士に相談したりしているが、良い解決策はまだ見えていない。これは私だけの問題ではない。できる限りの取り組みをしたいと思っている。どうか、ご支援をよろしくお願いします。

予防訴訟をひきつぐ会通信『いまこそ 19号』(2019.7.11)


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