2019/10/27

現代に生きる川柳作家 鶴彬(つるあきら)墓前祭に参加して  ]平和
  たんぽぽ舎です。【TMM:No3752】2019年9月25日
 ◆ 人権や反差別を詠む句
   社会に対する怒りと働く人たちへの優しい人間性の作品

山田和秋 (たんぽぽ舎ボランティア)

 鶴彬(つるあきら)という川柳作家をご存知だろうか。

   「手と足を もいだ 丸太にして かえし」
      手と足を失った帰還兵を詠んだ有名な句だ。

   「胎内の動き 知るころ 骨がつき」
      残された妻が喜びを知るころ、戦地から夫の遺骨が帰るという残酷な句。

 その他 反戦歌
   「俺たちの 血に いろどられた 世界地図」

   「稼ぎ手を 殺して 勲章で だますなり」

   「3.15の 恨みに 涸れた 乳を のみ」

   「転向を 拒んで 妻に 裏切られ」


 昭和の初め、軍部などを批判する川柳を次々と作り、特高に捕まり、拘留されたまま、1938年(昭和13年)29才で獄死
 官憲の拷問により針金のようにやせ細り、息絶えた。

 軍国色に染まる時代に命をかけて闘った彼の川柳はどこまでも鋭く、きっぱりと強い。 15才で始めて、死ぬまで約900首の川柳を残した

 人権や反差別を詠む句には、鶴彬らしい社会に対する怒り働く人たちへの優しい人間性をにじませた作品が多い。

   「みな 肺で死ぬる 女工の 募集札」

   「監督に 処女を 捧げて 歩を 増され」

   「血を はいて 坑を あがれば 首を 馘り」

   「食堂が あっても 食えぬ 失業者」

   「しもやけが われて 夜業の 革命歌」

 9月16日金沢、鶴彬生誕の地で行われた命日法要に、東京から私たち5名の「東京鶴彬顕彰会」メンバーが参加した。
 もう一つの目的は鶴彬最後の地、東京に鶴彬句碑を建てるのに、生誕の地から石を運ぶため。地元の方々の協力で実現に一歩近づいた。

 アメリカと共に戦争の出来る国に進む日本、戦争に命がけで闘った鶴彬の生き方を学び、彼の無念をはらそう。


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