2020/1/15

成人の日を迎えた若者たちよ、「ゆで蛙」にならないよう政治に関心を持とう  ]平和
 ◆ 叛逆(はんぎゃく)老人はいま (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 台湾民進党の圧倒的勝利。香港の若者たちの運動が影響した。
 かつて韓国軍事政権は学生の闘争が倒した。
 沖縄のデニー県知事誕生も若者の力が大きい。
 成人の日を迎えた若者たちに強調したい。政治に無関心では「ゆで蛙」になるぞ。

 六十年前の日米安保闘争、五十二年前の全共闘運動。敗北して散り散りになった。それでもまだ燠火(おきぴ)は残っている。
 いましぶとく続けられている反原発、安倍亡国政治反対運動は七十、八十歳の叛逆(はんぎゃく)老人が支えている。


 わたしは安保世代で、国会前で「岸を倒せ!」と叫んでいた。全共闘のすこし前の世代でちいさな雑誌の編集者だった。
 昼は東京神田三崎町で日大学生のデモの熱気に圧倒され、勤め帰りには東大安田講堂前に日参していた。が、肝心の落城の日は肺炎で寝込みテレビの音だけを聞いていた。

 昨年暮れに発刊された『続・全共闘白書』(情況出版)は、七百ページにおよぶ、半世紀前の闘争に参加した、百二十校、四百五十人の老人たちへのアンケート集成である。
 これをみると、「運動に参加したことを誇りに思っている」69%
 「あの時代に戻れたら参加する」67%
 「ボランティア参加」は、ときどき参加するもふくめて、64%になっている。
 いま「もしも」というのは悲しいが、爆弾闘争と内ゲバがなければ、着実に運動は拡大していたはず。

『東京新聞』(2020年1月14日【本音のコラム】)


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