2020/1/21

無理に無理を重ねてトラブルの連続の福島第一原発排気筒解体工事  ]Xフクシマ原発震災
  =たんぽぽ舎です。【TMM:No3835】=
 ◆ 満身創痍 福島第一原発排気筒解体工事
   遠隔操作バスあわや35メートル盤から転落か!

石丸小四郎 (双葉地方原発反対同盟)

 第一原発1・2号機の排気筒3本のうち1本がその12分の1(8.33m)の解体工事がようやく終わった。この工事では“満身創痍”の状態であった。
 この工事と背後にあるものを探ってみた。

 この工事を総合すると、高さ120mをクレーンで上がり「排気筒解体装置」で内側から9.3mを4回にわけて解体するのが計画だった。
 人力でやるのには放射線量が高過ぎるため200m離れた35m盤上のバス内から遠隔操作で行うものだった。
 ところが11月27日、切断作業中に筒身上下の切断カ所に刃が噛み込み(85%切断済み)抜けなくなってしまったというのだ。


 29日以降、充電式電動工具を持った作業員3人がゴンドラ(鉄製かご)に乗り工具を持ち搭乗設備に乗り人力で切断作業にあたった。
 記録によると「12:00〜18:00」まで約6時間、暗い中で行われた。
 この時季だから寒い中、強風を押して作業が行われ、約2時間半で0.2ミリシーベルト被ばくしたとされている。
 この計画、無理に無理を重ねている。こればかりではなかった!

 22日、解体準備中の同日14時40分頃、遠隔操作のバスが動き出すトラブルがあった。このバス、エンジンをかけると動き出した。

 シフトはニュートラルでサイドブレーキはかかっていたが、ブレーキもクラッチも効かなかったという。下に落ちないようハンドルを左に切りようやく止め16m移動したという。
 この場所は35m盤の頂上。原子炉建屋がある崖下に転落しなかっただけでも幸いだったといわねばならない。

 工事が始まった8月1日からトラブルの連続だった。
 第一原発で働く人達は、「遠隔操作ができなくなりゴンドラで登り人力で作業するのは非常事態そのものだ!しかも燃料切れなど有ってはならないことだ…」と語る。

 更に、事故の内容をつぶさに見ると初歩的なミスが多すぎる。
 これを第一原発を監視する規制庁の「特定原子力施設・検討評議会」がどう見るかである。

 (2016.12.25「双葉地方原発反対同盟」発行『脱原発情報』No216より了承を得て転載)


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