2020/3/25

超能力首相の依怙贔屓の本当の後始末はこれから  ]平和
 ◆ 三つの家族 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 コロナウイルス感染に終息の見通しはない。
 放射能でさえ「アンダーコントロール」と嘯(うそぶ)き、東京五輪誘致の超能力首相も、ついにトランプ発言に追随して延期の弱音。
 季節は巡ってまた桜が咲いたとはいえ、一族郎党、後援会員最優先、国費で桜を見る会も中止
 さらに追い打ちをかけているのは「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」との無念を書き残して自死した、近畿財務局職員の遺書

 安倍昭恵首相夫人が名誉校長に就任していた「森友学園」問題。ベラボーな国有地九割引きの払い下げの事実が露見したあと、首相は「私や妻が関係しているということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということをはっきり申し上げておきたい」と大見得(おおみえ)を切った。


 この依怙贔屓(えこひいき)の後始末が、財務省の文書の改竄(かいざん)と抹殺。
 その作業を実際にやらされた近畿財務局の赤木俊夫さん=当時(54)=の死に至る苦悩と恐怖の手記が、「週刊文春」に掲載された。
 この問題が解決しないのは「(財務省幹部らが)国会等で真実に反する虚偽の答弁を貫いていることが最大の原因でありますし、この対応に心身ともに痛み苦しんでいます」
 繊細な良心は苦しみ命を絶った。

 森友学園の籠池夫妻は詐欺罪で長期勾留、刑事被告人。
 赤木夫妻は死別。
 当事者の首相夫妻は今日も首相夫妻のままだ。

『東京新聞』(2020年3月24日【本音のコラム】)


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