2020/3/27

「裏ばかり(おもてなし)」で誘致に成功したオリンピックの行く末  ]平和
 ◆ オリンピック延期 (東京新聞【本音のコラム】)
三木義一(みきよしかず・弁護士)

 「お・も・て・な・し」、つまり「裏ばかり」で誘致に「成功」した東京オリンピックであったが、多くのアスリートの純粋な期待に反して、不祥事の連続だった。
 海外からの「やくざオリンピック」批判を気にして、副会長をそっと辞任させたが、誘致の汚職疑惑が表面化したため、会長も昨年辞任した。
 さらに追い打ちをかけるように八月猛暑でのマラソンという、アメリカテレビの都合を優先させた非常識企画が問題になり、コースが東京かち札幌に切り替えられた。
 この時点で東京開催そのものを再検討すべきだったかもしれない。しかし、そういう変更を許さない巨額の金と利権が絡まっていた。
 そこに今回の新型ウイルス問題である。


 ジョンズ・ホプキンス大学がこの種のウイルスの発生に警鐘を鳴らしていたが、政治家は事前の防止には金を出さない。何も起きなかったという最良の結果は誰も気付かないからである。
 今回の「延期」は「中止」を避けたいという政治的思惑に重点が置かれている。

 とはいえ、オリンピック賛成論が作り出す酸性の汚れには塩基(アルカリ)性の洗剤が効果的だろう。
 しかし、この延期を安倍政治の延期につなげるのは縁起でもない。
 公正な政治と青空の下でオリンピックを楽しむためには、コロナウイルスとアベノウイルスとの縁切りが必要不可欠だ

『東京新聞』(2020年3月26日【本音のコラム】)


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