2020/9/17

不始末の総(すぺ)てを「継承」する、「戦後最悪政権」の小型化・二番煎じ政権  ]平和
 ◆ 負んぶお化け内閣 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 安倍晋三首相、二度目の投了して、十六日、不始末の総(すぺ)てを「継承」する菅義偉内閣が発足する。自民党、五大派閥談合の結果だが、どこの派閥の誰が、どこの大臣になったかで、報道がもち切りになるのだろうか。
 有権者無視のやり口で、ミサイル防衛訓練の小学生のように、耳を塞(ふさ)いで机の下に隠れていたい。

 新政権といいながらも「戦後最悪政権」の小型化、二番煎じで新味はない。安倍首相がトランプ米大統領と約束した欠陥商品、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」導入に失敗した代わりに、さらに多額の資金がかかる「敵基地攻撃能力」の保持を謀る。
 辞めたはずの前首相が負(お)んぶお化けのように、菅首相へだした指示だが、わざわざ記者を集めて発表したのは、自分の指導力を見せつけたいパフォーマンス。


 新首相には余計なお世話だ、とは言えない弱さがある。

 出しゃばり過ぎだが、任期を残して退陣した男の「権限逸脱」
 北朝鮮を名指しで「敵」と規定し「ミサイル防衛網を突破することを企図している」と決めつけ、自衛隊の先制攻撃を認めさせようとするのは、あまりにも酷(ひど)い憲法破壊だ。

 自民党もこれまでは「専守防衛」を守ってきたのだが、安倍暴政をそのまま押し頂くだけでは、菅新政権、民主主義をさらに逆走させた、との歴史的評価を受けるであろう。(ルポライター)

『東京新聞』(2020年9月15日【本音のコラム】)


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