2021/4/4

被処分者の会による都教委要請とその不誠実、不充分な回答  X日の丸・君が代関連ニュース
  《被処分者の会通信から》
 ◆ 職務命令を出すな!卒業式処分をするな!都教委要請行動
   事務局・近藤徹


 ◆ 卒業式を前に都教委要請 〜職務命令を出すな・処分をするな!
 「日の丸・君が代」を強制する都教委の10・23通達(2003年)から18回目の卒業式を前に、被処分者の会は1月21日、「職務命令を出すな・処分をするな」を要求し都教委要請を行いました。
 今回の要請は、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言を受けて、通常の要請行動と異なり、代表による要請書手交のみとなりました。
 被処分者の会などの代表4名が都教委教育長宛の要請書・質問書などを提出しました。
 相手側は教育庁総務部広報統計課長・同課長代理が対応しました。

 〈参考要請書一覧〉
 (1)「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団
 @卒業式・入学式に関する要請書(下記全文を参照)
 A石神井特別支援学校教諭田中聡史さんへの処分(再処分)発令に関する質問・要請書


 (2)石神井特別支援学校・田中聡史さん要請書2020年12月25日発令の「戒告処分」に抗議し、処分の撤回を要請します。
 (3)四者卒業式・入学式対策本部「10・23通達」撤回と懲戒処分・再処分の取消しを求め、新たな処分等を行なわない要請
 (4)東京・教育の自由裁判をすすめる会国際人権プロジェクトチーム 国際人権に関する質問

 都教委は、昨年度卒業式で新型コロナ感染拡大の最中にもかかわらず、全都立学校一律に「君が代」斉唱を強制したことに対しマスメディア・保護者・生徒などから厳しい批判が寄せられました。
 今年は、声を出しての「君が代」斉唱は行なわないが、式を短縮しても、10・23通達を根拠に式次第に「国歌斉唱」を入れて、生徒・教職員を起立させ、CDで「君が代」を大音量で流し、「起立」を命じています(教育長通知2020年12月24目・都立学校校長宛)。
 どんな状況でも「君が代」だけはやろうというのです。まさに生徒のためではなく「君が代」のための卒業式です。そこで被処分者の会は要請項目6で「式次第に『国歌』を入れないこと」を求めました。

 ◆ 不誠実、不充分、弁解に終始した都教委回答、合理的説明なし

 都教委は2月18日、上記〈参考〉の(1)(3)(4)の要請書、質問書に文書で回答しました(要請書・質問書、都教委回答全文は被処分者の会HPをご覧下さい)。
 しかし(2)の田中聡史さんの要講書については、極めて失礼なことに、現時点で連絡も回答もありません。
 回答の内容は、従来の繰り返しで不誠実、不充分、弁解に終始し要請に正対しておらず、怒りを禁じ得ません(HP参照)。
 ここでは、今年新たに加えた要請とそれに対する回答のみを記載します。

 ●要請事項6「新型コロナ感染拡大の中、202正年3月・卒業式、4月・入学式で「国旗(日の丸)、国歌「君が代」)を実施しないこと。式次第に「国歌」を入れないこと。」

 (回答) 都教育委員会は、国内及び都内における新型コロナウイルスの感染状況や国や都の方針等を踏まえ、都立学校における感染症防止対策を講じた教育活動の在り方を決定しており、感染状況の変化や国や都の対策等の変更に応じて、教育活動の在り方も不断に見直しを図り、変更してまいりました。これらの対策は、児童・生徒の安全確保のために必要と判断し、講じてきたものであります。令和2年度の卒業式及び令和3年度の入学式についても、これらと同様の方針で行います。(所管:指導部指導企画課)

 ●要請事項12「ILO・ユネスコ合同委員会の勧告(2019年3月)に従い、「教員組織」や該当者との「対話の機会」を持つこと(括弧内は同勧告より引用)。」

 (回答) 請願・要請については、広報統計課を通じて御意見をお闘きするとともに、請願については、主管課において趣旨を慎重に検討の上、その結果を請願者に通知し、また、要請については、必要に応じて回答を行っております。今後も同様に対応してまいります。(所管:指導部指導企画課、人事部職員課)

 都教委要請後、日本共産党都議会議員団に説明と協力要請を行ない、同都議団は私たちの要請を受けて3月2日、都教委に「12月24日付教育長通知の撤回、教職員を処分しないこと、10・23通達撤回」を申し入れ、指導部長・人事部長が応対しました。ありがたく心強く感じます。
 (共産党都議団HP参照→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2021/0302_2783

 被処分者の会はこれまで粘り強く都教委要請を行なってきました。たとえ都教委の回答が不誠実なものであっても、私たちの声が都教委を確実に追い詰めていることを実感しています。どんな厳しい状況の中でも、あきらめることなく、粘り強く闘いを継続するのでこれからもご支援をお願いします

『被処分者の会通信 第132号』(2020年3月18日)


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