2021/7/26

第11回「日の丸・君が代」問題等 全国学習・交流集会 報告資料〔大阪@〕  X日の丸・君が代関連ニュース
  <大阪からの報告>
 ◆ 国連自由権規約委員会第7回日本審査に向けた大阪からのレポート
 「大阪における公立学校での国旗・国歌賛美の強制」について

寺本 勉(「日の丸・君が代」強制反対大阪ネット)

 国連自由権規約委員会第7回日本審査は、当初2020年10月におこなわれる予定でしたが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で延期されたままになっています。
 東京の仲間からの勧めもあり、大阪ネットでは第7回日本審査に向けて、「大阪における公立学校での国旗・国歌賛美の強制」についてのレポート作成にとりくみ、2020年11月25日に提出しました。

 ◆ 大阪からのレポートの内容

 (1) 第7回日本審査で検討を要請する論点
 @ 大阪の「君が代起立条例」「職員基本条例」「教育長通達」およびそれらを根拠とした教職員への「君が代」起立・斉唱の強制、不起立者への大量処分、経済的制裁(減給、再任用拒否)不起立3回で免職という脅しは、自由権規約18条、19条に違反していること。


 A 「君が代」不起立被処分者に対してのみ、「君が代」への敬意表明を強制する「意向確認書」への署名・提出「意向確認」への回答を迫ることで、自己の宗教・信念を強制的に表明させること、およびそれに応じなかったと一方的に判断された教職員に対して定年退職後の再任用を拒否することは、自由権規約18条、19条に違反していること。

 (2) 私たちの主張を裏付ける「事実」としては、大阪府での「君が代起立条例」「教育長通達」による「君が代」斉唱強制、「職員基本条例」における「同一職務命令違反3回で免職」制度、再任用拒否の具体的事例、特別支援学校における国歌斉唱の実態、こうした大阪の実態についての日本政府による違法状態の放置と裁判所の消極的態度を指摘しています。

 (3) その上で、こうした大阪の実態について、以下のように意見表明しています。
@ 「君が代起立条例」の真の目的は、平和・民主主義・教育の自由を求める教員たちの排除と、生徒へ「愛国心」を押しつけることにある。

A 「教育長通達」は、教員の思想・良心・信念を否定する命令であり、「思想弾圧」である。

B 「職員基本条例」は、公教育の職場から、特定の歴史観・世界観・教育上の信念を有する教員を排除する思想差別の条例である。

C 「君が代起立条例」「教育長通達」「職員基本条例」は、自由権規約18条・19条に違反する。

D 「意向確認書」と「意向確認」は、教員に自らの思想の表出を迫り、その思想を理由に経済的不利益を強いる「思想差別」であり、自由権規約18条に違反する。
 (4) 最後に、「自由権規約委員会が日本政府に対して勧告すべき事項」として、以下の4点を要請しました。
@ 日本政府は、大阪府に対して、自由権規約に違反している「国旗国歌条例」「職員基本条例」を廃止し、「教育長通達」を撤回するよう強力に働きかけること。

A 日本政府は、大阪府に対して、「君が代」不起立者に対する処分を撤回するよう強力に働きかけること。

B 日本政府は、「君が代」不起立被処分者に対してのみ、「君が代」への敬意表明を強制する「意向確認書」への署名・提出、「意向確認」への回答を迫ることで、自己の宗教・信念を強制的に表明させること、およびそれに応じなかったと一方的に判断された教職員に対して定年退職後の再任用を拒否することが、自由権規約18条、19条に違反していることを明確に表明し、大阪府に対してこの状況をただちに是正するよう、強力に働きかけること。

C 自由権規約委員会は、日本の裁判所が、審理にあたって、国際自由権規約に違反しているかどうかについて、真剣に検討を加えていない状況への懸念を表明すること。
 (5) 当初の予定では、第7回日本審査に大阪から代表派遣し、ロビー活動をおこなうつもりでしたが、現状では、第7回日本審査がいつ頃おこなわれるか、確たる情報がない状況です。
しかし、いずれおこなわれるであろう第7回日本審査に私たちの主張が反映されるよう、今後も引き続いて取り組んでいきたいと考えています。


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