2021/8/4

都教委の五輪学習用WEB教材でのイスラエルの首都誤記問題、学校地図帳は大丈夫か  ]Vこども危機
 ◆ <情報>学校地図帳における
   イスラエル自称首都「エルサレム」表示の変遷資料
(応急版)
   皆さま     高嶋伸欣です
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1950年度版の地図帳。イスラエル建国宣言があったが「パレスチナ」表記

 すでに多くの方がご存知かと思われますが、都教委の五輪学習用WEB教材で、イスラエルの首都を「エルサレム」として何も注記がされていなかった件で、イスラエルによる民族差別政策に対する国際的な批判やパレスチナの人々の尊厳に対する配慮を欠くものであるとの抗議と訂正の申し入れがされる事態が生じています(詳しくは『朝日新聞』電子版をご覧ください)。
 ※ 「イスラエルの首都はどこ 都、五輪教育のサイトを修正」

 その申し入れは、併せて文科大臣宛にもされ、学校地図帳検定対象の教科書扱いです)でも、「エルサレム」を首都とする表示がされていることについての対応を求めた由、知らされました。


 そこで、念のため学校地図帳での「エルサレム」表示はどのように変遷してきたのかについて、書棚にある地図帳の範囲でその変遷をたどる資料を作成してみました。

 手作業による切り紙細工で原版を作成したので不細工ですが、取り急ぎ添付いたしましたので、時間のある時にでもご覧ください。

 なお、地図はその作成された時代状況を反映している1級の史料という意味があるので、生徒や学生にこれだけは「子や孫に語る時の必需品だから大事に保存しておこう!」と言い続けてきました。

 その時代性を示す1例として、「ペルシャ湾」表記を「ペルシャ湾(アラビア湾)」に変更した日本のOAPECへの屈服外交のあかしが、地図帳に痕跡をの残されていることを、イスラエルがらみの話題として資料に加えました。

 現在は「ペルシャ湾」表示に戻っています。OAPECやOPECの石油輸出や価格決定への影響力が低下した状況に対応した結果と思われます。屈辱外交を”恥”と思わない国柄なればこその変わり身の早さが透けてみえます。

 ともあれ、「エルサレム」の首都表示については、現行版の学校教科書では、各社それぞれに外務省HP等に準じた注記を付していることが分かりました。

 私は、地理担当教員で高校の地理教科書も執筆してきましたのでパレスチナ問題に関心を持ち、イスラエルは米英などのユダヤ人勢力の後押しでパレスチナにつくられた「中東の”満州国”」に当たると、授業では説明をしてきました。

 今回の話題から、「パレスチナ問題は2000年来の宗教的対立」という米英が広げたごまかしを、少しでも払拭する方向に話が進むように目指したいです。

  以上 取り急ぎ作成した資料(応急版)の紹介です。何かお役に立てば幸いです。
  文責は高嶋です。     転送・拡散は自由です。


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