2021/9/16

コロナ禍での自衛隊はどうなっているのだろう  ]平和
 =立川テント村通信=
 ◆ 朝雲レポート(6/3号〜7/15号 7/22は休刊)


 コロナ事態の中で、自衛隊はどうなっているのだろう?隊員はどう生活しているのだろう?久しぶりに好奇心をもやして『朝雲』に目を通す。見えてくるのは、
   @実戦さながらの訓練に明け暮れる自衛隊、
   A64年東京オリンピックに夢を馳せ、隊員出身選手を声援する自衛隊、
   B「中国」という仮想的を相手に、武力を蓄え、日米安保の強化・中国包囲網構築にいそしむ日本の姿である。
 折しも菅内閣の防衛大臣は60年安保時代の岸信介の孫、岸信夫(61歳)。「春夏秋冬」欄は「時代が人を呼ぶ」と、就任発言「防衛費の国民総生産1%にこだわらず」を日経新聞が大きく報道したと評価。

 ★ 実戦訓練が激しく続く。
 5月20日、3機のC−130で140名が横田発進、習志野演習場で空挺降下訓練。5月22日の富士総合火力演習は立川で予行演習を実施(6/2号)。


 6月18日〜7月11日、陸自ー米陸軍、鹿児島と奄美に展開し、米1600人、日1400人の実動訓練「オリエントシールド21」
 海自ー米海軍は1〜5月に多国間含め23回の合同演習。米空母、強襲揚陸艦参加し、電子戦の相互運用も行った(6/17号)。
 多国間演習「レッド・フラッグ・アラスカ」はF15戦闘機、E767早期警戒管制機が登場。千歳からアラスカ片道5千qを一気に飛んだ。
 6月15日〜24、米・豪軍との合同演習「サザン・ジャッカルー」は豪州のマウント・バッテイ演習場で、日・豪・米海兵700人が参加し、長距離射撃・市街地戦闘訓練を実施した(6/17、7/1号)。
 国内での訓練も、滝下り、ロープ渡りなど激しい。神風ドローンも登場。「一気に世界に普及か?前線の兵士たちは今後、常に上空を警戒しなければならない?空軍力が弱小な小国の武器に?」などが語られている。
 各号に掲載されている写真が実戦的で、空のドローンを見上げる山中斥候隊など真に迫っている。1普連は、5月23日から6月4日まで、伝統のフル装備隊列40q徒歩行進を実施。行進につづき4夜5日の反斜面陣地作りと敵を迎えるタフな訓練を実施した。伝統と新機軸、コロナ対策と隊一員は忙しい。(7/8号)

 ★ 熱海の土石流災害には、交代要員・後方支援含め980人が災害派遣。上空では陸自立川のUHヘリが出動。空自とともに全天候型ドローンを投入し、7/13現在、大宮、朝霞、駒門、入間を含め1120人態勢で出動。(7/1・8号)

 ★ 『令和3年版防衛白書日本の防衛』が7月13日発表。表紙は勇ましく楠木正成?の騎馬像。
 新たに「米国と中国の関係」に関する節を設け、「台湾情勢の安定は、我が国の安全保障にとってはもとより、国際社会め安定にとっても重要」と初めて明記し「尖閣諸島周辺の我が国領海への侵入を繰り返している中国海警船の活動を「国際法違反」と記述。「白書として初めて一歩踏み込んだ表現で非難」と強調。
 仮想敵を「中国」と位置づけ、小国日本では対抗できないから米・豪州・アジア各国を巻き込んで、という意図がアリアリの代物。
 若年層向けのスタイル、海外むけの「日本らしさ」を強調したのか。楠木正成の騎馬像が日本らしさ?コロナ後の世界を中国との戦争に導く魂胆か?と暗澹とさせる白書。(7/15号)

 ★ ワクチン接種自衛隊センターは「最後の砦」と7月1日の寸言子。だが「いかに最後の砦でも自衛隊だけでは国民の命は守れない」と続く。
 「平準化された基礎的自治体への再編」「自衛隊出身者等有事マインドのある危機管理担当が複数常駐する」形の自治体を目指すべきだという。
 「時の焦点」も防衛予算は1%枠突破、敵基地攻撃の議論を進めよ、と主張。「中国の防衛費は日本の4倍」と煽っている。中国の人口、広さは日本の何倍?(7/1号)

 ★ 甚地周辺の「首長さん」欄に清水立川市長が登場。
 「立川基地は防災機能を担う。滑走路では箱根駅伝の予選が行われる、にぎわいとやすらぎの交流都市立川にお越しください」などと宣伝に努めている。
 現在の立川基地が、「防災」を超えて戦闘訓練基地になっている現実を知らないのかな?(6/10号)

 ★ 五輪が開催されることになり、64年前の回顧や隊出身代表の紹介、ブルインの飛行などあわただしく紹介記事も始まっている。(7/15号)

『立川テント村通信』(2021年8月1日)


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