2021/10/20

最高裁編『判例集』に多数の誤記、裁判所界に緊張感を持たせるには・・・  ]平和
 ◆ 「最高裁編『判例集』に多数の誤記が発覚」にかこつけた
   『裁判官席に名前札を!』の再度のアピールです

   皆さま     高嶋伸欣です


 Yahooニュースを見ていたところ下記の共同通信配信記事がアップされていて、配信後5時間ほどで300件ものコメントが付いていました。
 最高裁による判例集に収録されている判例の内の著名な判例12件だけで約120か所の誤りがあったとのことです。
 「大半が誤字脱字や句読点の間違い」でも判決文では、それらによって文意が変わる可能性があります。”単純なミス”で済ませていいのか疑問です

 ましてや「表現が欠落して文意が変わるケースがあった」となると、日本の裁判では数十年前の判例であっても、下級審は社会の状況変化よりもそれら判例を根拠に人権侵害案件などでも被害者切り捨ての判決を出しているのが通例ですから、最高裁の責任は重大です。


 「最高裁は『しかるべき〜』としている」などと、責任を自覚しているとは思えない最高裁の言いぐさを紹介して記事を終わらせている共同通信社の問題意識がどこにあるのか気になります。
 これでは、最高裁の広報係の大差ない様に思える、と言ったら言い過ぎ?

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 ◆ 最高裁判例集、120カ所に誤り 著名判決12件、表現欠落も
   10/17(日) 21:01配信 共同通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/63caf3bdeecb7782dd286eeaa84436772b96e6cc/images/000
 最高裁が出した重要な司法判断を掲載している公式資料「判例集」のうち、著名な大法廷判決12件に判決文の原本と異なる誤りが約120カ所見つかった。最高裁への取材で17日、分かった。大半が誤字脱字や句読点の間違いだが、中には表現が欠落して文意が変わるケースがあった。
 判例集は最高裁内部の判例委員会が編集し、一般に刊行される。その後の判決や裁判書面のほか、書籍や学術論文にも引用される。全体の判例掲載数は1947〜2020年で約8400件に上るため、今回見つかった以外に誤記が見過ごされている恐れがある。最高裁は「しかるべき調査を行って適切に対応したい」としている。
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 最高裁を頂点とする最近の裁判所界は私(高嶋)の知る限りでも間違いだらけ!以下その事例
 @ 自分が担当していない裁判の判決書に署名した高裁裁判官のために、最高裁に差戻にされて再審議となった事例(添付資料参照)。記事でその裁判官名は明記していないのは、重大な過失なのに甘すぎでは?

 A 東京地裁で高嶋が杉並区教委と争っていた事案の判決書「当裁判所の判断」のページで「請願法は請願するための要件を住所と名前の記載以外には定めていないこと」と記述すべきなのに、下線部を欠落させたまま同地裁民事18部の3裁判官(長・品田幸男、高橋幸大、上野瑞穂)は判決書に署名し、判決を2017年9月18日に言い渡した。合議制で裁判官3人が担当していながら判決書のこの明白な誤記に気づかずに署名し、言い渡し後も訂正の処置などを一切していない。
 控訴審判決書でこの部分は上書きされたが、地裁判決が抹消された訳でない。上記3裁判官過失の証拠物として判決書は存在している。

 B 東京高裁で市民グループが五輪学習用副教材にIOC憲章違反の内容があるとして都教委と争っている案件の審理で、裁判官の交代に伴う弁論更新手続きを怠ったまま結審を宣明した件で、控訴人(原告)側が手付きの違法を申し立てたことから、当日の法廷の予定を示した「開廷表」(法廷外側の廊下に掲示)と閉廷後に書記官が作成した記録「口頭弁論調書」とに記載されている担当裁判官3名の内の1名に食い違いがあることが判明(添付資料参照)。
 しかし、裁判所側は「開廷表」の存在を無視し、弁論再開の申し入れを拒否して判決を言い渡したので、原告側が裁判所(国)を被告する訴状を提出し新たな裁判が始まった。 ミスを認めて弁論を再開し、「弁論を更新しますね」と確認すれば済むことだったのを、裁判所が事態をこじらせた案件(高嶋が関わった横浜地裁での10年以上前の案件では、裁判長が結審の宣明後に同じミスに気づいて原告・被告の双方に出廷を要請して弁論を再開し、弁論更新手続きをした後に日を置いて判決を出したというケースがある。ミスは時に起こりうる。10年前と最近の東京高裁との差異は、偶然か?)
 概して日本の裁判官たちは裁判所という総体の中に埋もれ、個別には認識されていない形で社会から意識されている気風をいいことに、緊張感や職責の自覚が薄いように見える。そのことを端的に示しているのが、法廷で居眠りをする裁判官が少なくないことのように思われる。

 そこで発案したのが「法廷の裁判官席の名前札を置いて下さい」という要望書(請願書)を裁判所長に提出するということ。先日10月12日に実行しました(添付資料参照)。「請願書」を記者クラブで配布して説明もしたけれど、司法記者クラブの記者は無関心?どの社も報道してくれませんでした。

 上記の「判例集」誤記が象徴する最高裁以下全国の裁判所裁判官の緊張感薄弱状況に”喝!”を加える効果が見込めるこの請願に関心を示してくれるマスコミはどの社になるか?
 総選挙と同時に行われる最高裁裁判官の国民審査にとも関連させて、「最高裁の法廷でも裁判官席に名前札を!」という声がたかまれば、最高裁全体の緊張感薄弱状況も多少は改善され、お粗末な誤記は避けられるかも? 甘いでしょうか。

 上記の共同通信報道に批判の声が一気に集中している状況に刺激され、長々と私見を述べました。

 ご意見等頂ければ幸いです                  転送・拡散は自由です


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