2007/12/7

葛飾ビラ配布弾圧事件・判決  ]平和
 ■ 葛飾ビラ配布弾圧事件・判決

 いよいよ判決!
 07年12月11日(火)午後1時30分〜 東京高裁102号法廷

 午後1時10分までに正面玄関向かって右手の3番交付所にお集まりください。傍聴券が発行されます。
         ※その後、抽選で傍聴者が決まります。

 ★12月27日判決報告集会  午後6時半から葛飾亀有地区センター

 第3回公判(10/30) 公判報告
 ■ 完全なる勝利を!

主任弁護人 中村欧介
1 控訴審での主張・反論
 控訴審は、第1審判決の当否を判断する「事後審」と呼ばれる手続です。昨年8月28日の画期的無罪判決に対し、検察官は、@刑法130条前段の解釈に「社会通念」という曖昧な概念を持ち込んだ法令適用の誤り、Aビラ配布目的での立ち入りが犯罪と見なされる「社会通念」は確立していないとした事実誤認、B条文上要求されていない立入禁止意思の外部への表示を要求した法令適用の誤り、C本件マンションでは立入禁止意思が外部に表示されていないとした事実誤認、という4つの「誤り」があると主張しました。
   これに対し、弁護側は、@一般国民に適用される刑法解釈に「社会通念」が関係するのは当然である、A日常的に行われているビラ配布が犯罪視されていないのは当然である、B本来処罰されない行為の例外的処罰要件であれば外部への表示が要求されるのは当然である、C本件マンションの管理状況等から立入禁止意思が表示されていないのは明らかである、と反論したのです。


2 控訴審での立証活動
 ところが、検察官がその主張を裏付けるために行った立証はマンション設計士の証人尋問だけでした。現在のマンションの状況を知る立場にない建築時の設計・監理に携わったに過ぎない人物が証人として不適格であることは明らかです。案の定、証言内容についても、「現場を自分で見てないのでよく分からない。」という趣旨の発言に終始し、証拠価値の乏しい証言であったと言わざるを得ません。
 これに対し、弁護側は、第1審無罪判決翌日に出された判決を評価する内容の新聞各社の社説と、警察の逮捕は行き過ぎだとの本件マンション住民のコメントが記載された新聞記事を証拠として提出して採用されました。これらの記事の存在からは、第1審無罪判決が社会通念に沿ったものであることを如実に示すとともに、本件を処罰しようとする訴追機関の態度が本件マンション住民からも受け入れられていないことが明白となったといえます。
 また、住居侵入罪を専門的に研究しておられる関哲夫教授と憲法学専攻の阪口正二郎教授の意見書も採用され、それぞれ専門家の立場から荒川さんを住居侵入罪で処罰することは許されないとする見解を述べられていただくとともに弁護側弁論の重要な理論的裏付けとなりました。最後に、荒川さんの被告人質問でいわば「トドメ」をさした形になりました。

3 勝利を祈って
 予断は許しませんが、何ら有効な立証ができていない検察側に対し、無罪判決の正当性をあらゆる角度から立証した弁護側が負ける道理はありません。2007年12月11日が憲法を守り民主主義を守る闘いが勝利する歴史に残る一日となるよう、最後まで闘い抜きましょう。

 ■ 葛飾ビラ配布弾圧事件とは

 2004年12月23日午後2時過ぎ、東京都葛飾区の広い道路に面した自由に出入りも通り抜けもでき、事務所も混在する分譲マンションで、荒川庸生さんは日本共産党の「区議団だより」と「都議会報告」、「区民アンケート」などを共用廊下を静かに歩いてドアポストに配布していました。
 7階から配布を始めて3階まで下りてきたところで、背後から突然住民らしき男性から「ビラをまいたのはお前か、迷惑だからやめろ」といわれ、「分かりました。何号室ですか」と応対したところ、男性は携帯電話で「PC(パトカーのこと)を使え」「ガラ(身柄のこと)は押さえた」など特殊な用語を使って警察に連絡しました。
 パトカー2台と12人もの警官がかけつけました。「事情を聞かせて欲しい」と言うので亀有警察署に行って2時間ほど事情を説明し、帰宅しようとしたら「私人によってすでに現行犯逮捕されている」と言われ拘束されました。しかし逮捕者の取調べの前提である黙秘権や弁護士の接見を求める権利等の告知は一切ありませんでした。翌24日夜、10数人の警察官によって家宅捜査まで行われました。当然何一つ押収するものはありませんでした。
 そしてお正月をはさんで23日間勾留され、起訴されたのです。
 逮捕・起訴そのものが不当であり、起訴を取り下げるよう求めて裁判でたたかっています。起訴され1年以上の裁判を経て、06年8月28日、東京地方裁判所で無罪判決がやっと言渡されました。
 ところが東京地検は、無罪判決を支持する世論の広がりを無視して控訴しました。
 裁判はこれから東京高等裁判所第6刑事部(池田修裁判長)で行なわれることになります。

『ビラ配布の自由を守る会』
http://homepage2.nifty.com/katusika-bira/index.htm


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