2012/9/28

業績評価制度の一層の改悪:大阪府  ]Vこども危機
 《新勤評制度はいらない!全国交流会ニュース》
 ● 評価育成システムの一層の改悪
   授業評価査定反映試行に反対しよう


 新聞報道によれば大阪府教委は8月24日に生徒・保護者の授業評価を教職員の評価(査定)に導入する試行を行うことを決めました。
 しかし、24日の教育委員会議では「評価・育成システム改革ワーキンググループ」の検討内容は隠されたままで、教育委員は知らない内容について報告を了承するという無責任極まる対応をとっています。

 ● 現場教職員の声も、生徒・保護者の声も聞かずに
   府教委事務方だけで一方的に試行を強行するな

 今回の試行は、大阪維新の会が支配する府議会の条例決定を受けて「授業評価を教職員評価に反映させる」ことを何が何でも具体化しようと、教育委員会の事務方だけで作るワーキンググループが勝手に決めたものです。


 校長を含む大半の教職員が役に立たない・逆効果と答えた府教委自身のアンケート結果さえまともに受け止めず、教育にとって何が必要かの検討も行わず、現場の声も生徒や保護者の声も聞かずに勝手なシステムを作っておしつけようとしているのです。
 府教委は現段階で具体的な内容を何一つ示さないにもかかわらず、9〜10月に府下の全公立高校で授業アンケートを実施し、さらに数十校で「授業力評価」の試行を実施し、11月には試行まとめを行い、来年4月から本実施するつもりです。
 授業評価の試行は重大な問題点を持つだけでなく、現場を混乱させます。試行への疑問や徹底した批判、追求の声を府教委にぶつけることで一方的な制度改悪をやめさせましょう。

 ▼ 大阪府教委:先生にも通信簿 府内の小中高校で評価調査、今秋試行
 『毎日jp』(毎日新聞)2012/8/24
http://mainichi.jp/area/news/20120824ddf041100007000c.html
 ▼ 教員評価、生徒・保護者の意見も反映 大阪府教委
 『朝日新聞デジタル』:(2012/8/24)
http://www.asahi.com/national/update/0824/OSK201208240064.html
 ▼ ○親、生徒が授業評価試行へ…大阪府・アンケート
 『YOMIURI ONLINE』(読売新聞)2012/8/25
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20120825-OYT8T00455.htm
 ▼ 「授業力」を評価、アンケート基にシステム化 府教委
 『大阪日日新聞』(2012/8/25)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120825/20120825042.html

 ● 生徒授業評価の教職員評価への導入は、
   「不適格教員」を無理矢理作り出す


 今回の評価・育成システムの改悪は「指導力不足教職員」を無理矢理作り出し、不適格教員のレッテル張りを行うためのものと考えざるを得ません。
 高校で三名(5%)という数字は、橋下市長が知事時代に教職員に無理矢理下位評価をつけうと迫ったときの数字です。しかも、三月に成立した条例では二年連続最下位評価(C)なら免職(クビ)できるとなっています。
 府教委はすでに5月に「指導が不適切である教員に関する記録について(通知)」を発し、「指導が不適切な教員の校内における状況を記録する様式を作成」したので、指導が不適切な教職員の「早期発見、早期対応」に努めよ、と指示しています。
 指導が不適切な教員との関連はワーキンググループの検討の中でも行われており、評価育成システムの改悪がこの指導力不足教職員への対応と連動しているのは明らかです。
 このような制度は教員の育成でも何でもありません。教職員間に分断と対立を持ち込み、同僚に対する不信を煽り、病気を抱えて勤務したり、問題を抱えるなど弱い立場の教職員を学校現場から追い出すためのものです。
 授業評価の試行は秋に行われます。制度改悪の問題を現場で明らかにし、反対の声を上げていきましよう。

『新勤評制度はいらない!全国交流会ニュース』(3号 2012年9月1日)


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