2013/5/28

不起立者の思い(3/3)  X日の丸・君が代関連ニュース
 ◎ 「繰り返さぬぞ絶対に!」
都立T高校定時制 C

 安倍政権になってから、社会の右傾化への加速は凄まじいものがある。
 沖縄の屈辱の日に行われた政府式典の最後に「天皇陛下万歳」があったことなど、もう取るに足らないこととなってしまっている。
 震災で傷ついた多くの人々を置き去りにしたまま、「戦争ができる国」を目指し、改憲に向けて政治は動いている。
 あの悲惨な戦争から私たちは多くを学んだはずではなかったのか。「天皇陛下万歳」で死んでいく社会はもうご免だ、と思ったからこそ平和憲法をつくったのではなかったか。
 改憲をしたからすぐに戦争が起きるとは思わない。しかし、「戦争ができる国」というのは、権力・地位・お金を持っている一部の人が、そうでない人たちの生命や生活を簡単に踏みにじることができる社会なのである。


 たとえ戦争が無くても、秩序を重んじ人権などという余計なことを考えず上司の命令に従う人間は、支配層である為政者や資本家にとってこの上なく便利なコマであり、過労死だって厭わない。ましてやそれに「愛国心」の心棒を入れてやれば、いつでも「国のため」に命さえも捧げるのである。

 この3月の卒業式で不起立をした。再発防止研修では、「上司の職務上の命令には従うこと」と繰り返し言われる。
 他のことに目をつむり、上司の命令に忠実に一生懸命若い命を戦場に送ってきたのが、戦前戦中の教員であったはずだ。
 不起立のときに何を考えていたか事前研修で問われ、次の詩を引用し提出した。
「戦死せる 教え兒よ」
竹本源治
逝いて 還らぬ 教え兒よ
私の手は 血まみれだ!
君を 縊った その綱の
端を 私も 持っていた
しかも 人の子の 師の名において
鳴呼!
「お互いにだまされていた」の言訳が
なんで できよう
慚愧 悔恨 懺悔を重ねても
それが 何の 償いになろう
逝った 君は もう還らない
今ぞ 私は 汚濁の手をすすぎ
涙をはらって
君の 墓標に 誓う
「繰り返さぬぞ 絶対に!」
『被処分者の会通信 第87号』(2013/5/21)


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