2013/5/29

2013年「8・25全国学習交流会」へ(3)  ]平和
 ▲ 2013年「8・25全国学習交流会」へ(3)

<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。
 本日(5月27日)、大阪橋下市長は、「私の認識と見解」というものを配布しながら日本外国特派員協会で会見に臨みました。
 その「見解」に見られたのは、
  @マスコミへの責任転嫁と 
  A嘘に固められた自己評価
  B自己弁護と問題のすり替え
  C卑屈なアメリカへの態度 
  D卑劣な元従軍慰安婦や韓国への態度
 ではなかったかと思います。

 @については、はじめの方に次のような部分があります。


 いわゆる「慰安婦」問題に関する私の発言をめぐってなされた一連の報道において、発言の一部が文脈から切り離され、断片のみが伝えられることによって、本来の私の理念や価値観とは正反対の人物像・政治家像が流布してしまっていることが、この上なく残念です。

 これは全くの嘘です。
 「断片のみが伝えられることによって」などと言っていますが、彼は発言が報道されてからもしばらくは、そのようなことは言わずに、従軍慰安婦は「必要だった」と述べ、むしろ積極的に持論を展開していたのです。
 また「正反対の人物像・政治家像が流布してしまっている」なとと言っていますが、そんなことはありません。
 以前から彼はそのようなことを言う政治家であると多くの人々は思い、そのような彼に拍手を送る人たちもいたのです
 マスコミへの責任転嫁も甚だしいと言わざるを得ません。

 Aについては、つぎのようなことを述べています。

 私は、21世紀の人類が到達した普遍的価値、すなわち、基本的人権、自由と平等、民主主義の理念を最も重視しています。また、憲法の本質は、恣意(しい)に流れがちな国家権力を拘束する法の支配によって、国民の自由と権利を保障することに眼目があると考えており、極めてオーソドックスな立憲主義の立場を採(と)る者です。大阪府知事及び大阪市長としての行政の実績は、こうした理念と価値観に支えられています。

 しかし、彼のこの間の大阪での言動は、これとは全く正反対のことばかりです。
 彼は、2011年、大阪府知事・大阪市長のダブル選挙の際、「今の日本の政治で一番重要なのは独裁。独裁と言われるぐらいの力だ」と述べもいます。
 また、「教育とは2万パーセント強制です」(2011年)などとも言っていました。
 さらに、彼がいかに嘘つきであるかは、彼が大阪府知事選に出馬する直前(2008年)、「2万パーセントない」と言っていたことでもわかります。

 Bについては、次のようなことを述べています。

 こうした私の思想信条において、女性の尊厳は、基本的人権において欠くべからざる要素であり、これについて私の本意とは正反対の受け止め方、すなわち女性蔑視である等の報道が続いたことは、痛恨の極みであります。私は、疑問の余地なく、女性の尊厳を大切にしています。かつての日本兵が利用した慰安婦には、韓国・朝鮮の方々のみならず、多くの日本人も含まれていました。慰安婦の方々が被った苦痛、そして深く傷つけられた慰安婦の方々のお気持ちは、筆舌につくしがたいものであることを私は認識しております。

 ならばどうして、「必要だった」といいう発言になるのでしょうか。
 また、元従軍慰安婦の方々が会見を拒否した理由も考えなかったのでしょうか。
 さらに、なぜ「風俗の活用」などという言葉が出てくるのでしょうか。
 このような彼の自己弁護の言葉は全く信用できません。

 また、以下のように問題をすり替えています。

 私の発言の真意は、兵士による女性の尊厳の蹂躙の問題が旧日本軍のみに特有の問題であったかのように世界で報じられ、それが世界の常識と化すことによって、過去の歴史のみならず今日においても根絶されていない兵士による女性の尊厳の蹂躙の問題の真実に光が当たらないことは、日本のみならず世界にとってプラスにならない、という一点であります。
 日本を含む世界各国は、過去の戦地において自国兵士が行った女性に対する人権蹂躙行為を直視し、世界の諸国と諸国民が共に手を携え、二度と同じ過ちを繰り返さぬよう決意するとともに、今日の世界各地の紛争地域において危機に瀕(ひん)する女性の尊厳を守るために取り組み、未来に向けて女性の人権が尊重される世界を作っていくべきだと考えます。

 これこそまさにデマゴギーの最たるものです。
 こうして彼は、いつの間にか「自分こそ正義の味方である」かのごとく問題をすり替え、責任逃れをしているのです。
 不誠実極まりないとはこのことです。

 Cについては次のように述べています。

 日本の安全保障にとって、米国との同盟関係は最も重要な基盤であり、在日アメリカ軍の多大な貢献には、本当に感謝しています。今回の私の発言は、アメリカ軍のみならずアメリカ国民を侮辱することにも繋(つな)がる不適切な表現でしたので、この表現は撤回するとともにお詫び申し上げます。この謝罪をアメリカ軍とアメリカ国民の皆様が受け入れて下さいます事、そして日本とアメリカが今後とも強い信頼関係を築いていけることを願います。
 アメリカは、世界で最も人権意識の高い国の一つです。そして、人権は世界普遍の価値です。アメリカ国民の人権と同じように、沖縄県民の基本的人権が尊重されるよう、アメリカ軍が本気になって沖縄での犯罪抑止のための実効性ある取り組みを開始することを切に望みます。

 この間、彼は「だいたい、アメリカはずるい」、「建前は禁止でも、軍人の性的欲求が0になるわけがなない」などとアメリカを攻撃していました。
 それが一転してこのように卑屈な態度になりました。
 果たしてアメリカはこのような人間を信用するのでしょうか。

 Dについては、次のようなことを述べています。

 現在、元慰安婦の一部の方は、日本政府に対して、国家補償を求めています。
 しかし、1965年の日韓基本条約と「日韓請求権並びに経済協力協定」において、日本と韓国の間の法的な請求権(個人的請求権も含めて)の問題は完全かつ最終的に解決されました。
 しかし、残念ながら、元慰安婦の一部の方は、このアジア女性基金による償い金の受領を拒んでおります。

 これは全く悪質な問題のすり替えです。
 これらの言葉は、「河野談話」をも公然と踏みにじり、元従軍慰安婦の方々を一層深く傷つける許しがたいものになっています。
 すでに紹介した彼の次のような言葉、

 慰安婦の方々が被った苦痛、そして深く傷つけられた慰安婦の方々のお気持ちは、筆舌につくしがたいものであることを私は認識しております。

 それは全くデタラメだったとしか言いようがありません。
 そうして彼は、発言に対する<謝罪>も<撤回>もせずに、

 韓国政府は最近、日韓基本条約とともに締結された「日韓請求権並びに経済協力協定」における元慰安婦の日本政府への請求権の存否の解釈が未解決だと主張しております。
 韓国も法の支配を重んじる国でしょうから、日韓基本条約と日韓請求権並びに経済協力協定という国際ルールの重さを十分に認識して頂いて、それでも納得できないというのであれば、韓国政府自身が日韓請求権並びに経済協力協定の解釈について国際司法裁判所等に訴え出るしかないのではないでしょうか?その際には、竹島をめぐる領土問題も含めて、法の支配に基づき、国際司法裁判所等での解決を望みます。

 などと韓国に対して、卑劣にも逆に強気に出ているのです。
 これでは、元従軍慰安婦の方々を更に傷つけるだけではなく、韓国に公然と喧嘩を売っているようなものです。

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 以上のように、橋下大阪市長の「見解」は、@〜Dまでに見られるように、極めてデマゴギーに満ちたものでした。

 私たちは引き続き、彼のこうしたデマゴギーを暴露し、アジア・世界の良心的な人々と共に、彼を孤立⇒辞任させるよう働きかけていきましょう。

 なお、愛国者の邪論というブログには、橋下氏の「見解」について、歴史的史実も踏まえてより詳しく述べてあります。私には大変参考になりました。
http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron

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 ★ 「『日の丸・君が代』問題等全国学習交流会」
 @ 実施日
  8月25日(日)全国交流集会
  26日(月)文科省交渉、最高裁要請行動
 A (場所)日比谷図書館文化館地下ホール(約200人収容)
 B 日時程
    一日目/8月25日(日)午前と午後(交流集会)
    二日目/8月26日(月)午前乃至午後(文科省交渉と最高裁要請)


 具体的な内容は今後決められていくと思いますが、この「全国学習交流会」は、「『戦前回帰を許さず、戦争策動を許さない!全国集会』(仮)のようなもの」が開かれるための、一つの支流になるのではないか、と思われます。

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/



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