2006/8/24

藤田の日記8/16〜20  [藤田の部屋
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2006年8月16日(水曜日)     一蓮托生
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 世の中、金と利権を巡ってごちゃごちゃになってしまった。
 自民党政権が約半世紀続いた結果、その構造的腐敗状況が究極まで来たということのようだ。
 象徴的なのが県民の税金を焼却したという事例である。金を裏金の発覚を恐れて燃やしたというのである。何とももったいない話である。匿名で福祉施設にでも寄付したらいいのに。
 既得権益と組織・事業の継続、税務・警察の介入を阻止するために政治家に献金する。総連が政治家・公安を金で篭絡する。パチンコ業界が政治家・警察を篭絡する。大企業は言うに及ばずあらゆる組織体が立法・行政の権力者に賄賂をもって臨むという体制が構築されてしまった。
 司法もまた汚染されているのであろう。某氏はこの体制に乗っかった。数百社の関連企業を支配し膨大な裏金を作り会社の幹部を篭絡した。一蓮托生の悪の構造を築き上げた。警察・公安の天下りを受け入れた。警察は家宅捜索までしたのに何でぽしゃってしまったのか。何とも早、呆れたというか恐ろしい話である。

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2006年8月17日(木曜日)     女工哀史
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 人買いが横行している。21世紀にもなって人身売買が横行する社会になろうとは世の中、何時の時代でも大して変わらないということか。弱肉強食、残酷な人間の社会であることよ。

 ヤクザ企業が自民党の政治家をバックにして派遣・請負業を担った。政治家は官僚を巻き込んで人買い業法を次々と成立させた。トヨタを初めとする大企業がこれの総指揮者である。
 ピン撥ねは禁じられていたのではなかったのか。今や白昼堂々と人買い・人売りが行われ当然の如くピン撥ねされて人々が奴隷の如く扱き使われている。
 酷いときには朝、何時集合と言って行ってみたら仕事が無い。追い返されたという。朝の立ちんぼうである。
 殴られて監禁され経費差っ引かれてなんぼも残らないという例もあるという。地獄の女郎花である。たこ部屋の再来である。
 小泉の規制緩和、製造業までの請負の拡大、派遣の拡大は日本社会そのものをぶっ壊してしまった。女工哀史の時代の再来である。


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2006年8月18日(金曜日)     至難
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 「ブリキの太鼓」を見に行ったとき、場内は満員であった。一番前の床に座って見上げて映画を見た。
 作者、ギュンター・グラスがナチスの親衛隊員であったという。親衛隊の隊員であった男の映画を一所懸命見たことになる。知っていればどうということはないのだが、今になって「告白」というのが薄気味悪い。
 薄気味悪いといえばこの前、8月15日に何万と言う人々が「靖国」に押し寄せたという。何でまあ、靖国なのか。大日本帝国の軍人の慰霊に何でこんなに大勢の人々が押し寄せるのか。祭りなのであろう。
 「拍手した あの時私 馬鹿だった」というような内容の句を最近見た。
 小泉の登場に手を振った人の句である。
 かっこいい者、祭られる者への讃歌は自己をそれと同一化して快感となるようだ。熱狂は理性の喪失である。理性の喪失は残酷への道を掃き清める。人生において間違わないということはなかなか至難である。

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2006年8月19日(土曜日)     マゾ
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 「特高」に関与した官僚50数名が戦後国会議員となった。
 戦前、治安維持法下で1600余名が「特高」の拷問等によって殺されているという。国民を殺害するに関与した連中が戦後国会議員となったということになる。何と言うことであろうか。
 忘却とは忘れ去ることをいうようだが、日本国民は認知症だ。無謀な作戦に消耗品として扱われ、空からの爆弾で家族を殺され、特高に拷問され忘却する。
 日本国民はマゾであるのか。痛めつけられてその首謀者に一票を投ずる。「臣民」の洗脳が戦後もずっと続いているという他ない。
 個人という観念がない。常に集団・国家に帰属することによってのみ心の安定を得るのであろう。「国旗」に向かって「一同礼」、そのことによって自分の安住を感じるのである。
 皆と同じことをすることが美徳なのである。自己を目立たせないことが謙譲なのである。権力者への尊崇、これこそが奴隷根性である。
 奴隷の心情が心の安定を齎すのである。強い者への憧れ、そこに自己の心象を託していいなりになるというのはまさしくマゾと言うほかない。

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2006年8月20日(日曜日)     暴発
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 日本国の体制内において常に強いものにいいなりになる心情は、歪んだ性向を形成する。それは自分よりもより弱い者に対するサド的心情である。そうして心のバランスを取ろうとする。
 明治以来、欧米に屈服させられた腹いせは朝鮮・中国を蔑視することで発散された。
 みっともない話である。挙句、暴発する。上官に殴られ続けた兵は他国民に対して極めて残虐に振舞った。
 戦後はどうであったのか。痛い目にあって覚醒したのではない。相変わらず心情は不変であった。理性的に己の心情を変革して行こうという方向性はないのであるから、変わりようがない。万古不易の大和魂である。桜の花の散る如く散るのである。
 仲間内だけで上下の統制社会を作り、上の権威を尊崇し下の者は黙って従うのである。よそ者を蔑視することによって優越意識というささやかな甘い汁を舐めるのである。このまま推移するとまた暴発する。
 人を人としてどのような場面でも尊重する社会を理念的に作り上げ、労働者の虐待を許さない法制度と厳しい遵法体制を確立しないと日本社会は早晩壊れるであろう。


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