今週は雨か霧(霧雨)ばっかり。太陽はほとんど出ず、涼しいのは助かるけれどそれでも湿度があってじとじとして、なにより馬が運動できずに困ります。
やっと乗れそうになった金曜は、そういうときに限って妊婦検診が入ってて、しかも昨日は1時間以上の待ち(完全予約制なのに)小子化といわれても、けっこういます。しかも市内でも出産できる産婦人科は少なくなってるから、地元で評判のいいこの産科はいつも混んでます。
今回こそは性別が分かるとドキドキで行ったのに、ちょうど今逆子で、お股にへその緒を抱えていて判別できず。先生も胎児の位置を動かしたりして頑張ってポイントを探ってくれたけどわかんなかった(残念)しかもお腹グリグリやられて痛かった〜(笑)
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さて、話は変わって昨日家畜保健所から一通の通知が。
・・・死亡家畜の処理は適正に・・・
この時期は気温湿度の上昇に伴い家畜の適応限界温度を越えて、熱射病・繁殖障害等が増加します。そして夏を迎えてさらにダメージを受けて10月は死亡家畜が増えやすいので飼育管理に気をつけましょう・・・という手紙。
もうちょっと抜粋します。
*死亡家畜の法的規制
死亡家畜は法律で「産業廃棄物」に指定されています。処分は「死亡獣畜取扱場」での処理が義務。
*静岡県での死亡獣畜の処理体制
静岡県には死亡家畜の処理施設がなく、近県での化製場で処理します。静岡県家畜協会が冷却運搬車で県内3箇所に4台配備。
運搬処理費用(静岡東部)の一部は国からの助成金が交付されるとともに一部の市町からも助成金が交付される。
*死亡家畜発生時の対応
かかりつけの獣医師に連絡後、畜産協会が委託する運搬業者に連絡する。
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私は馬の仕事に関わって20年くらいですが、幸い?馬の死には関わったことがなく(バイト始めたばかりのころ、競技中即死した馬は見ましたが)先輩達の話では処分には20〜30万かかると聞いていました。多分地域によって費用には相当のばらつきがあるのだと思います。ここは酪農が盛んなので安いのかな?
それでも
おおよその値段は
成牛・・・5万くらい
豚・・・3万弱
鶏(100kg)・・・3万弱
に対して馬は6万弱 と書いてあります。
体重は牛と同じかそれ以下なのに馬は高めです。
ここからは余談程度の話ですが、馬は家畜に分類される以上、やっぱり死んだら廃棄物扱いです。「火葬」といえば聞こえはいいけど結局は焼却処分。たくさんの家畜と一緒に運搬されて炉に入りきらなければ切断したり?しながら処分するそうです。死んだ家畜は病気だったり薬を使ってる場合があるので肉や皮は使えないということなのでしょうね。
また、生きている状態での処分(健康な馬)は肉や皮、全て有効利用できるので肥育させてから食肉加工所で処分〜処理します。こちらは産物になるわけなので馬の所有者はお金がもらえます。昔はキロいくらとかで、だいたい1頭20〜30万だったでしょうか。今の相場はどうなんでしょうね。
先日の全乗振での研修でも、馬の養老の話しが出ました。
欧米では乗れなくなった養老馬は、寿命まで生かさなくても苦しみを与えない安楽死を肯定しているそうです。
犬も昔は寿命が10年でしたが今では15〜6年は当たり前。馬も昔は15くらいで処分してたのがペット化した今では天命を全うするまで生かすことが多く、健康な馬なら30〜40年、世界の最高寿命は62年?ともいわれています。ポニーだったかな?小型馬の方が長生きでしょうね。
どちらが馬にとって良いのかは個々で思いは違いますね。
でも馬が寿命で・・・というと最後は立てなくなり苦しみが待ってる事になるので活力がなくなったら安楽死という道が、私はいいのかな〜って思います。
要はたとえ年月としては一生が短かったとしても、死の間際に苦痛や恐怖がなければいいのではないかって。
でも今の食肉加工所の処分の仕方だったら、それは望めませんけどね。私だったらお金払ってでも苦痛のない薬で逝かせるな〜。
※もしこの文面で間違いがあるようでしたらご指摘コメント宜しくです。

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