このタイプのプロテクター、我が家は10年位前までよく使っていました。
でも、フィット感よりごわつき感のほうが強く、馬によっては厚手の分、スピンで前肢が交差するときに擦れたりしてスムーズな動きを妨げるのでやめました。
こちらのタイプは今でも使っています。
ブリティッシュ(ジャンプ)でも使っているようなタイプです。こちらは管や球節の保護が出来ると思います。
でも、昨年ごろから私が愛用しているのはむか〜しからある定番中の定番「肢巻」。
手間がかかるけどこれほどその馬にフィットするものはないです。管も腱も球節も360度保護できます。馬によって、腱に沿って縦にインナー(代わり)に入れたり、球節をダブルにして補強したり、カスタマイズも可能!
しかも安いし洗濯機で洗えていつもきれい♪
ただ、このベルクロ(マジックテープ)の余ったベロベロ。これはテープなどでピタッと処理しましょう。(この忠告は私がアメリカでレクチャーを受けました)
なぜかというと、スピンとか走っているときに、隣の肢にくっ付いて肢がもつれてしまうことがあるからと。
先日、私は4歳馬で人馬転したのですが、その原因は前肢のもつれ。いつもこの馬には肢巻で乗っていたのだけれど、この日はたまたま近くにあったスプリントブーツ(2番目の写真のタイプ)。しかも内側のクッション部分が破けてベロベロしてたもの。
走っている時から擦ってる音がしているな〜とは思っていました。そしてストップさせようと馬が動きを変えたときに前肢がもつれ、前に着けずに膝から着地、で転倒。
厩舎に戻ってブーツを外すと管の内側に鉄でこすったとみられる脱毛(傷)このタイプは外側2ヵ所のベルクロで留めるだけなので、めくれちゃったんでしょうね。
内側のクッション部がめくれているのを使ったこと、いつも着けるものより厚手のものを着けていたことで馬の動きを邪魔していたんだと思いました。
「馬の肢を保護するつもりが馬の動きの邪魔してた」
ことにならないように、馬に適したものを使わねば。
*アメリカの有名トレーナーたちの肢巻の巻き方をレクチャーしていただいているので、時間があったらその巻き方をいつか動画で紹介したいと思います。

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