2017年6月15日はスクーターの31歳の誕生日。
7歳の時からずっと一緒。本当に苦楽を共に過ごしてる。
スクちゃん、31歳になったんだね〜!おめでとう。お祝いのリンゴは上手く食べれず、よだればかり出て結局落としちゃうので(それでも数キレは頑張って食べた)他の馬におすそ分け。
あと何年一緒に過ごせるかな。いつその時が来ても取り乱さないように、後悔しないように、毎日触って、声かけて、気にかけて。
4年前の冬の朝、放牧場で倒れているのを発見した時は死を覚悟した。青天の霹靂とはこういうことかって思った。
獣医に何度も来てもらって、今回の処置でダメなら無理かも。と言われたけど持ち直してくれた。
冷えたのが原因だったけど、寒波でもなかったし、結局何が悪かったのかはわからなかった。でも、当時離れにいたスクーターの、夜の見回りを疎かにしていたのだけは事実。
そう、きっと、気にかけてやらなかったのがいけなかったんだ。スクに教えてもらった。
あれ以来、夜の見回りはどの馬も様子を見てやる、気にかけることを忘れない。
あれ以来、スクはすこぶる元気で、特に最近はとてもコンディションがいい。ついでに自己主張も強くなって(ちょっと私が甘やかしているからな〜)いる。
いつもいるのが当たり前と思っているけど、いつもいることに感謝と幸せを感じる。
どの馬にも気をかけてやる、片付け仕事にならないようにと、決意新たに。
2017.6.11の写真↑
最期と覚悟して撮った写真↑
この地、朝霧に越してきたころ。このころは人も馬も仮設で寝泊まり。台風で馬小屋の屋根も飛んで、一晩中風雨に耐えてもらったこともあった↑
スクが一番輝いていたころかな。スクーターは人前に出るのが好きだった。特にハミなし演技は楽しんでた(と思う)↑初めて披露したのは2001年。有名なステイシーウエストフォールより2年早いんじゃないかな?(笑)

スクとグレは仲良しだった。↑上九一色村で土地を借り、自分の厩舎を構えたが、馬場造成禁止令が出て馬の運動は林道のみ。冬はハンターに出合い頭で銃口向けられたことも。
神奈川の装蹄先のクラブで出会ったころ7歳。長年肢が悪く手帳の記録だけでも7か所の乗馬クラブ(全部ブリティッシュ)を渡り歩いていた。出す(というのが廃馬(肉)という意味だったかどうかはわからないけど)というので売ってもらった。全身の筋肉は落ち、凝り固まり、蹄は悪く、時に高熱も出した。でも、1年以上速歩でオリジナルのリハビリをして、同時にこのころから遊びでハミなしで乗っていた。
間違いなく我が家の功労馬であり盟友。

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