今回のジャッジは2016年のユースワールドカップオーストラリア大会で大会役員をされていた方ということで、乗馬クリニック(レッスン)に怜奈とウインピー(私は聴講)で参加しました。
いつも私のレッスンでは、親子という関係からか、それとも常に馬がいる生活からの緊張感のなさなのか騎乗の姿勢も態度もだらけてる。親以外のレッスンを受けるいい機会と思いました。
案の定、早速ジャッジに姿勢の指摘を受ける。
「あぶみを脱いで立ってみて」
実際には立てないけど立つつもりで、頭のてっぺんから上に引っ張られるような気持ちで。
家でもこのセリフは何度も言ってた。けど、やってくれなかった。ここが家族と他人の違い。怜奈は言うこと聞いてやってました(笑)ジャッジが目を離すとまただらけて、でも見つかってまた注意されての繰り返しで(笑)
ビフォーアフター。
この時、本人はちょっと嫌々やってる感じだったから違いは少しにしか見えないけど実際指導されてるときはもっといい姿勢をしてた。
悪い姿勢だと馬を正しく前に出せない。前に出ないから拍車に頼って何度も使う。馬は迷って嫌がって反抗する(ウインピーは尻跳ねしてみせて良いと悪いが明らかに)
「拍車に頼りすぎだから拍車を外して動かす練習をするといい」とジャッジのお言葉。そうか、それはいいかも。NO!SpursDayを設けようかな。
「あぶみ脱いで乗るように言っても全然やってくれないんですよ!」と私が言うとジャッジは「当り前じゃない!10代なんてそんなもんよ(笑)」と。
「1週間でも1か月でも私に預けてごらんなさい。毎日きっちり指導して、そしたら早く家に帰りたい。お母さんの指導の方がましだ。って分かるはずよ(笑)」
あ〜、すばらしいジャッジ(指導者)というのは親の気持ちもケアしてくれるほど懐が深いんだぁ〜。反抗期に悩む親にとって安心する言葉だった。私も彼女のような指導者になりたい!
何度も何度も指摘されてきついかもしれないけれど、できた時はとても褒めてくれる。ここのメリハリが大切なんだな。これって馬の調教とおんなじだな(笑)
当の怜奈はレッスン後、「内股やべー」とか言ってたけど声は弾んでた。それでいいんだ。ソファーでテレビ見てるような姿勢だったんだもの、きちんと姿勢よくこれからは乗っていこう!
クリニックを受けさせて、私もお話うかがえて、本当によかった。

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