2011/10/30  16:35

TPPの正体(フジテレビ「とくダネ!」より)  政治

10月27日フジテレビ放送の「とくダネ!」の中で、TPPに関する議論がされました。
TPPの実態というか、その正体について分かる内容でしたので、その動画をご紹介します。
かつて、小泉改革と称して日本の制度がアメリカの言いなりに変えられ、日本社会がズタズタにされた、それと同じことにならないように願うばかりです。
(動画をご覧になれない方のために、文章でもその内容をご紹介します。)
TPPについて、更に考えていただく機会になればと思っています。


番組の要点を自分なりにまとめてみました。
●日本の工業製品の関税はかなり低くて、関税が撤廃されてもほとんどメリットはない。しかも6〜8割はもう既にアメリカに工場があるし、円高で更に工場が海外に移転すると言われている。内閣府の経済効果の試算は10年間で2.7兆円。日本の1年間のGDPが約530兆円ということから見ても、大幅に輸出が増えることがないと政府が認めているようなもの。
●環太平洋と言いながら、交渉参加国のGDPの7割がアメリカ、2割が日本。アメリカは輸出倍増戦略を国是として掲げていて、GDPの規模から見てもアメリカの輸出先は日本しかない。日本をターゲットに日本の市場を取るという話。交渉参加国の中で、工業製品の輸出に頼っている国は日本だけ。他の国は全て農産品や一次産品の輸出国。アメリカの有利に決まっていく。
●農業問題に矮小化してしまっているが、実際にはそれ以外の問題の方がずっと大きい。例えば食の安全とか雇用、環境など様々な分野で、「改革」と称して日本の制度・ルールをアメリカに有利になるように変えさせようとするもの。日本の健康、安全、環境に関することが、自国で決めることができなくなってしまう。米国と韓国の自由貿易協定(米韓FTA)でも、実際に韓国は酷い目に遭った。
●交渉参加したら、国際常識では交渉から抜けられなくなる。形式的には出られることになっているが、それをやったら世界中から信頼を失い、日米関係もグチャグチャになる。実質上、一旦交渉に参加したら抜けられない。それなのに、何の情報もないのに交渉に入るのか。
●アメリカに対して日本政府は弱腰。この問題に対する日本政府の姿勢も見えてこない。政府は、「○○の問題についてはテーブルに乗らなさそうだ」とか説明しているが、まだ交渉のテーブルにもついていないのだから、どうなるかは全く分からない。「テーブルに乗ったらどうするんだ」ということを皆心配している。日本政府に対する不信感である。いつも「国際公約だから」としょうがなく言ってしまうので、やはり先に国内で議論を尽くさないと禍根を残すことになる。
●日本政府は、オバマ大統領が選挙を控えて苦境に陥っているため、オバマ大統領に花を持たせるたいという思いが真っ先にある。そういう中で、国内の議論がまったく進んでいないにもかかわらず、野田総理が前のめりに「TTPやります」と手を挙げてしまったことが問題。そのため、この問題を先延ばしする選択幅はとても小さくなってしまった。先延ばしすると、日米関係にも影響があるし、野田総理の党内の影響力にも影響してくることから、政府はTPP参加に目を向けている。




以下のYou Tube動画をご覧ください。

【とくダネ!撃沈!】 TPP問題で中野剛志氏がフジテレビを論破!壱

【とくダネ!撃沈!】 TPP問題で中野剛志氏がフジテレビを論破!弐


司会 小倉智昭
アナウンサー 笠井信輔
コメンテーター 立教大学教授 山口義行
ゲスト 京都大学大学院准教授 中野剛志
フジテレビ解説委員 安倍宏行

(小倉)
非常に難しい問題で、皆さんにもされぞれお考えがあると思いますが、お客様をご紹介しましょう。
京都大学大学院准教授 中野剛志さん、フジテレビ解説委員 安倍宏行さんです。
中野さん、TPPに反対されているという、その理由を一言でと簡単に言うとって、難しいかも分かりませんが、どういうところに?
(中野)
一行で言うと、最大の問題は、国民にとってほとんどメリットがなくて、メリットがあると言われていることは全部嘘っぱちで、デメリットはたくさんあって、しかも農業ばかりじゃなくて、食の安全とか雇用とか環境とか、色々あるにもかかわらず、それについてまったくマスコミが報道していないということにありますので、最大の問題はマスメディアです。

(小倉)
そうですか。デメリットばかだと言うこと…。
安倍さん、TPPへ参加するという人が大勢いるわけですけど、その意見の根拠っていうのは、どこにあるというふうに思いますか。
(安倍)
先ほどの東京大学の伊藤先生が仰ってましたけども、彼らの主張というのは、TPPを推進することによって日本の貿易が増えるんだと、言うふうに彼らは言ってますよね。
それによって、TPPという国際的な貿易のルール交渉に、取りあえず乗らなきゃいけないんだと。
乗らないと、要するに日本の主張もすることができないんだということで、乗り遅れてしまう、いわゆる「バスに乗り遅れてしまう論」っていうのがあるんですけど、それを前面に出して推進しなければいけないんだと、こう言ってますね。

(小倉)
笠井くん、TPPとはなんぞや。
(笠井アナの説明)
〜説明の一部抜粋〜
例えば、日本から海外に物を売る時に、関税がありますんで、テレビが100%の関税だとすると、10万円のテレビが20万円になるんです、関税を通過することで。
ただ、これを全て取り払うことができれば、10万円のテレビをそのままの価格で、10万円で輸出することができる。
それだったら競争力がつくし、物がたくさん売れるでしょう、というのが一つの見方。
フリップ -----------------------------------
「日本のGDPにおける第一次産業の割合は1.5%だ。1.5%を守るために、98.5%のかなりの部分が犠牲になっているのではないか。(去年10月19日の講演より 前原誠司外相(当時))」
「内閣府が試算したTPP参加の経済効果  GDP(国内総生産) 2.7兆円増加↑(おととい発表)」
------------------------------------------
(小倉)
中野さん、この話を聞いてまず最初に分からなかったのは、何で環太平洋パートナーシップ、環太平洋の国だけの話になっているんですか、これ?
(中野)
それはもう環太平洋っていうか、実質的には環太平洋じゃなくて、アメリカがメインなんですよ。
フリップ -----------------------------------
「TPP交渉参加国と日本のGDP比較 アメリカ69.7% 日本21.8% オーストラリア4.3% その他7カ国 4.2%」
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TPP交渉参加国が9カ国あって、それに日本を加えて、経済規模つまりGDPで見るとですね、7割がアメリカ、2割が日本なんですよ。
だからこれは環太平洋っていうのは嘘っぱちで、アジアの成長を取り込むなんて言われてますけど、アジアなんか無いんですよ。
それがTPPの本質を示してますね。
で、さっき第一次産業が1.5%で、残りは犠牲になっていいのかという発言があったわけですけど、あれは去年ですけども、
「じゃあいいんですか、東北の被災地の第一次産業は多分0.5%くらいですよね。そうですか、残りの99.5%の人はいいんですね、東北の被災地の第一次産業は犠牲にするんですね。すげーな、最低だよ日本人。」って、そういうことですよ。

(笠井アナ)
ただこれを前原大臣が発言したのは、外務大臣当時ですんで、震災前…。
(中野)
震災の後は?

(笠井アナ)
前だと思うんですけど。
(中野)
じゃあ、震災の後は撤回したんですか?

(笠井アナ)
撤回はしてい…
(中野)
してないじゃないか!
それから、さっきあなたの説明であった関税ですけど、アメリカの関税、自動車の関税って何%かご存じですか?
2.5%ですよ。テレビは5%ですよ。
しかも円高だからって言われて、海外に工場が移転するって言われてるんですよ。
既にアメリカに工場があるんですよ。6〜8割はもうアメリカに工場がある。
つまり関税の向こう側に工場があるんで、関税の撤廃の効果なんかないんですよ。

(小倉)
もう今や既にないと。
(中野)
もう既に自由貿易なんですよ。

(安倍)
日本はもうかなり関税は低くてですね、開かれているんですよ。
ですから、中野先生が仰るとおりですね、まさにこの2.7兆円押し上げるという数字がさっきありましたけど、2.7兆円で「あっ」と思われるかもしれないけど、GDPベースで見ますとね、日本のGDPって530兆円くらいですから、0.54%でしかないんですよ。
で、それは取りも直さず、政府が「TPPに入ったからと言って、そんなに輸出がバーンと増えるわけじゃないよ。」と認めているわけですよね。

(中野)
ついでにさっきの2.7兆円のGDPの根拠っていうのは、確か去年も同じような数字が言われていましたけど、これは確認した方がいいですよ、これ10年間の累積ですからね。

(安倍)
そうです、そうです。

(中野)
そうでしょ。
(フリップに)どこにも10年間って書いてないじゃないか!

(安倍)
単年度で見るとですね、それはもっとずっと少ないということですよ。
要諦は、この交渉に乗ることによって、国際的な貿易の枠組みに日本が入んなきゃいけないんじゃないかという、その点はどうなんですか。

中野)
これは根本的な間違いですよ。
国際的って言ったって、これはアメリカしかないんだって。

(笠井アナ)
アメリカに、関税撤廃によって物が売れていくという、そういう想定はできないんですか?
(中野)
できません。
どうしてかって言うと、アメリカは輸出倍増戦略を国是として掲げて、輸入は増やさない、輸出を伸ばすと言ってるんですよ。
だから今円高なんじゃないですか。
円高だったら輸出できませんよ。
しかもアメリカは輸出倍増戦略で、アメリカの輸出先はこのグラフでどこですか、日本しかないんですよ。
日本の市場を取るっていう話なんですよ。
でどうやって取るのか、日本の制度、ルールを改革と称してアメリカに有利なように変えさせるためですよ。
時間があれば申し上げますけれども、実際そういう事例はあるんですよ。
米韓FTA、米韓が自由貿易協定を合意したと、こういうふうに言われてますよね。
その結果、みんな日本のTPP推進論者は米韓FTAを羨ましがって、「日本もだ」って言ってるけれども、じゃあ韓国がどういう酷い目に遭ったのかと、それを知ってほしいんですね。
韓国は、確かにアメリカの関税を撤廃してもらいましたが、日本と同じで現地生産やってるから意味がないんですよ。
その代わりに何を失ったか、米の自由化は阻止しましたけど、あとは全部自由化ですよ。
米の自由化についても、アメリカもこれから要求していくと言ってます。
それだけじゃないんですね。
農協・漁協の共済、郵便局の保険サービス、これは3年以内に解体。
で、アメリカの保険会社が入れるようになったんですよ。
それから、自動車の排ガス規制、安全基準、それから自動車の税制、これ全部アメリカに有利になるように変更させられるようになったんです。
知的財産権制度も、アメリカの要求を丸呑み。
医療については、韓国政府が決定した薬の価格について、アメリカの製薬会社が安すぎるといった不服がある場合には、韓国政府に見直しをさせることができる。
ついでにテレビについても申し上げておきますが、放送法の外資規定は緩和になりました。
すなわち、韓国は自分の国の健康や環境や安全を、自分たちで決められなくなったんですね。
で、アメリカの大統領は、一般教書演説で「米韓FTAによって、アメリカの雇用が7万人増えた。」と凱歌を挙げたんですけど、これはどういう意味かと言うと、韓国の雇用が7万人奪われたってことなんですね。
ついでに言うと、韓国に対してアメリカがやったことと同じ要求を、既にアメリカは日本に対して言ってるんですよ。

(笠井アナ)
あの先生、今の韓国とアメリカの2国間協定、自由化という取り決めがありますよね、もう。
今回は9つの、日本が参加すると10の国々の取り決めをしようということなので、また少し違ってくるのかなという印象もあるんですが、1つこちらをご紹介したいのが、
フリップ -----------------------------------
去年11月APECでのオバマ大統領の演説(横浜市)「この地域への輸出を増やすことに、アメリカは大きな機会を見いだしている。今後はどの国も、アメリカへの輸出が繁栄への道だと思うべきではない。」
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これは去年11月APEC、横浜での演説の時にオバマ大統領は、このTPPっていうものを意識して、こういった話をしています。
この地域、アジア主に日本ですけども、「この地域への輸出を増やすことに、アメリカは大きな機会を見いだしている。今後はどの国も、アメリカへの輸出が繁栄への道だと思うべきではない。」と。
つまり、日本の皆さん、輸出はしますけど、アジアの皆さん、アメリカに輸出できると思わないでください、っていうようなことを言っていて…。
(小倉)
だからそれは今中野さんが仰ったとおり…。
(笠井アナ)
そうなんですよ。
ですから、こういったことが、韓国とアメリカの交渉でアメリカが勝ったと先生が仰ってましたけど、この環太平洋の多国間の間で、アメリカが突出してアメリカだけが有利になるように決まっていくのかなという印象が、今疑問…。
(中野)
決まっていきますねぇ。
どうしてかと言うと、この諸国の中で、日本のように工業製品を輸出して、農業が弱い国があるんですか?
他の国はみんな、工業製品じゃなくて、農産品か、一次産品つまりエネルギー資源とかの輸出国なんですよ。
日本と同じような条件の国なんかないんですよ。
しかも、アメリカが圧倒的にデカいじゃないですか。
こんなものはどう考えたって、アメリカの有利に進むに決まってますよ。

(笠井アナ)
そこでもう一つ、このTPPなんですけど、実は車やテレビだけではございません。
とにかくあらゆると言っていいぐらい、広いところで自由な貿易、自由な人の動き、お金の動きを実現化させていこうという自由経済を目指していて、
フリップ -----------------------------------
TPPで交渉されている21分野
物品調達 原産地規制 食品検疫 安全規格 貿易救済 政府調達 知的財産
越境サービス 商用者移動 金融 電気通信 電子商取引 投資 環境
労働基準 貿易手続き 制度的事項 紛争解決 協力 競争政策 横断的事項
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様々な物がこの交渉に上がっていると、今言われております。
そうした中で、実際にこちら。
フリップ -----------------------------------
懸念される自由化による主な分野への影響
●食品の検疫
 輸入牛肉→安全基準の引き下げの可能性
●製品の安全規格
 遺伝子組み換え食品→製品の表示に影響も
●金融サービス
 郵便貯金、簡易保険→郵政改革法案に影響も
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日本がこのTPPに参加して、この交渉に入った場合、こういった話になってくるんではないかと。
自由貿易するんであれば、輸入牛肉、日本はBSEの関係でとても厳しいですけど、自由にやるんですから、基準は海外並に一緒にしましょうよと、引き下げられる可能性があるという話。
もう一つは遺伝子組み換え食品。海外では一般的になっているところも、日本ではまだまだハードルが高いところもあります。
これもやはり自由貿易なんだから、自由に輸入できるようにしてくださいと言われる可能性がある。
そして金融サービスも、郵貯銀行や簡保など巨大な金融機関があって、この民営の金融会社がいるんで海外から参入できませんと、何とかしてくださいと言われる可能性もある。
ただ、これに関しては、やはり郵貯の大きさに困っている日本の企業もあると思いますから、ありがたいということかもしれませんけど。
となると、こういったことが話し合われると思いきや、実はこういったことが、安倍さん、交渉になるかどうかも分からないんですって?
(安倍)
それは、日本は交渉のテーブルについていませんから。
特に郵貯、簡保のお金をアメリカが狙っているんじゃないかという議論については、政府側の説明はですよ、「いや、そういうものは議論に上りませんから」とか、混合医療なんかも、「議論には上がりませんから」とか。

(中野)
それは日本が入ってないから議題に上がってないんですよ。

(安倍)
(政府側は)というようなことを言うんですが、そこは分かんないんですよね。

(笠井アナ)
そこでこれなんですよ。
フリップ -----------------------------------
TPP交渉の参加について
賛成派 交渉に入ろう
反対派 交渉に入るべきではない
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今のニュースは、TPPに参加するかしないかの前段階で、11月のAPECに日本は交渉のテーブルにつくのかつかないのかというのが今の一番のニュースです。
ですから、賛成派は「とにかくテーブルにつきましょう」と。「こういったことも交渉に入ってくる入ってこないか分かるし、それからそれでも国益が損なわれるんだったら、そのテーブルから離れればいじゃないですか。」と言うのが賛成派の意見。
しかし反対派の意見は、「とにかく交渉に入ってはいけないんであります。」と、「交渉に入ってテーブルについたら、それでほぼ決まってしまいますよ。」と言うことで、ここで今交渉に入るか入らないかで、今は揉めている段階です。
(山口)
どういう姿勢で交渉にはいろうとしているかっていう政府の姿勢が見えないんですよ。
だからさっきのような保険なんかは狙い目ですから、我々の医療の制度なんかは、世界最高と言われている制度がどうなっていくかというのは大きな問題でしょ。
こういう問題が出て来たら、我々はこういうふうに交渉しますって政府がはっきり言えばいいんだけど、どうもそういうものは交渉のテーブルに乗らなさそうだって言われても、乗ったらどうするんだっていうことを皆心配するんで、その姿勢がはっきりしない限りは、「交渉に乗るべきじゃないですよ」っていう意見が強くなるのはやむを得ないことだと思いますね。

(中野)
先生、そのとおりで、しかも交渉参加っていうのは、国際常識では婚約なんですよ。
参加が結婚で、交渉参加っていうのは、結婚を前提としたお付き合いなんですね。
それで婚約を破棄するとどうなるかって、それは日米関係はグチャグチャになりますよ。
世界中から信頼を失うんで、したがって一旦交渉に参加したら、形式的には出れるんだけれども、実質上、国際政治上出られなくなるんですよ。
そんなことは国際常識で、玄葉外相はだからそう仰ったんですよね。「それは簡単に抜けられるもんじゃありませんよ」と。
それなのに、何の情報もないのに入るんですか?

(山口)
農業問題ばっかりに矮小化しちゃってるんですよね。

(安倍)
それ以外の方がデカいんですよね。
ただ、TTP加入に仮に決めた時とかね、関税完全撤廃協定なんかは、国会で批准ですよね。
だから最終的には国会が同意しなければいいという人もこれまたいるわけですよね。

(中野)
だから、それをやると日米関係がグチャグチャになるんですけどいいですかっていう話ですよね。

(山口)
いつも国際公約とかが言われて、しょうがなく行っちゃうんで、やっぱり先に議論する時間と議論する雰囲気を作ってもらわないといけないですよね。

(安倍)
議論があまりに短すぎると。
一応APECに野田さんが行くのは11月10日の夜と言われているんで、あと2週間あるから、まだ党内の議論が進んでないんですよ。
反対派も「一応反対派です」って言っている人たちも200人くらいいると言われている中で、党内の議論すらまだ始まっていないという所に、まず大きな問題があるんですね。
で、アメリカのこういう要求っていうのは、94年から年次改革要望要求書っていうこんな分厚いのが毎年アメリカから出てるんですよ。
一連のそういうのの流れのわけで、逆に言うと中野さんが腹立たしく思っているようにですね、日本政府が弱腰でアメリカの言うなりになるんではなくて、むしろそこは霞ヶ関に奮起してもらってですね、こういった仕組みに仮に組み込まれていくんであれば、日本の要求を堂々と主張していかなきゃいけないんだということになると思いますよ。

(山口)
日本政府に対する不信感なんですよ、要するに。
ちゃんとやってくれるんだろうかという不信感があるんですね。

(小倉)
今のお話をお聞きしていると、TPPに関してはまったくそのマイナスのものしかないっていう感じに聞こえるんですが、それなのに何で安倍さん、政府はやっぱりTPPの方に目を向けるわけですか?
(安倍)
一つにはですね、オバマ大統領が非常に選挙を控えていてですね、非常に苦境に陥っているわけですよ。
そういった中で日本は、普天間という日米関係の中にノドに突き刺さった骨みたいなものがある。
そういう中で、せめてもAPECの場所でオバマさんに花を持たせたいということが先にあってですね、真っ先に言っちゃったわけですよ。
国内の議論が全く進んでいない中で、野田さんが「はいっ!」って手を挙げて「TPPやります」と前のめりになってしまったことに問題がある。
だから逆に言うと、野田さんがこれを先延ばしにするという選択幅ももうすごく小さいわけですよ。
もしそれをやったら、中野さんが言うように日米関係にも影響があるし、逆に言うと自分の党内の影響力とか、そういうものにも影響してきますよね。
だからそういう意味では、繰り返しになりますけど、党内の議論をまとめ、基盤をしっかりとして、国民にもこういうことのためにTPPに参加するんだという説明を尽くさない限り、これは禍根を残すと思いますね。

(小倉)
いろんな意味で議論の余地はたくさんありそうです。
これだけでは時間がちょっと足りませんけど、中野さん、どうもありがとうございました。


★当サイトの日記について、その内容はすべて転載自由です。

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タグ: 政治



2011/11/2  6:43

投稿者:たま

しんのすけさん、ブログをご覧くださりありがとうございます。
日本という国はもっとまともな国だと思って生きてきましたが、本当はこんな国だったんだと気づかされることばかり。。
何の知識も教養もない私ですが、「おかしんじゃないか。」と疑問に思うことをただただ日記にしています。
よかったら、是非是非またご訪問お待ちしています^^

http://wind.ap.teacup.com/really/

2011/10/31  23:00

投稿者:しんのすけ

いい記事書きますね〜過去記事も面白かった…
「原発」以外でも、もっと読みたい

ココは「大人」向けのブログですな

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