
先週突然に送り付けられて来た小冊子、「Les Anges :レ・ザンジュ」創刊号〜 学生時代からの知己で編集者稼業をずっと継続してた猛者である。最近の動向を聞いて居らず、直に会っても無かったので良くは知らないけれども、又ぞろサヨクの成れの果てとかで斯様な新雑誌を始めたから、定期購読のお願いカタガタ〜云々。40頁にも満たないのに何だい?エライ高ケぇ〜じゃないか‼ッテ息まいたがけども、そんなものかな^_^ 送料込で千円、5年分纏めて5000円振込お願い〜と。
いくら知り合いでも友達でもソンナの昔の話、イキナリの申出なので何じゃらホイ〜てな事。中身は?〜ありゃマァ!
そのかみ新左翼て風潮の、いわゆる戦後民主主義時代の社共政治運動や活動に飽き足らない、或いはホントの革命運動を目指すとかで世界の革命思想や理論やらを探求し実践しようと主にアンチ日共系運動から芽生えた様な独自の左翼運動。
それもしかし主に学生運動の流れの中で生まれて広がり、それが労働運動にもそこそこ影響は与えたものの、親方日の丸の年功序列式の日本的会社〜社員の労働型式の中では結局は意識的な変革でしか対応出来なかった。その最高形態で成れの果てはアノよど号ハイジャック事件に見られる日本赤軍が夢見た北朝鮮の天国、恐らくは朝鮮総連関係者と工作員スパイの仕業の日本人若者拉致にも関わったのかも知れない。その後はアラブなど中東での革命の実践として武装闘争に参加して行った連中も居た。
またTVで鳴り物入りで放映された浅間山荘事件、警察公安警視庁の面目躍起で大活躍だったが、犯人側の連合赤軍の陰惨壮絶なランチ殺人事件は、結局は革命運動が権力に押さえつけられて行く過程で、或いは成就された後にも必ず行われた血の粛清、反対する勢力や意見を抹殺しようと保守となる構図。それか結局はあの革共同の中核革マル戦争やら解放派間の内ゲバ殺人運動へと収束して終わった。そう、革命運動やら政治運動とかでは既に新左翼運動はある意味でもう過去のものとなって、マァ他にも未だ諸潮流が残ってる様だが、私が見てた運動はもう消えた。彼らやそれに期待したわけでも無いけども、所詮は自分とは縁が無い連中が若い頃日に少しく擦り寄られたけれども相通じなく、また勝手に殺し合いを重ねていつの間にか消滅して行ったに過ぎない。
それでも或る極一部の党派の僅かな友人が、結局は付かず離れずめいた関係をわが人生に保ってもいる。その連中は運動はしないが連絡を取り合い今も仲間意識を捨てずに、互いの生活をそれなりに保障までは行かないが幾バシかの支え合いはしてる模様。
ところで送られた雑誌「Les Anges」、その夜に早速内容を確認〜ナント言わば幻の雑誌と言っても過言じゃなかろう「遠くまで行くんだ」の主力としても以後も執筆活動を続けてた新木某氏の三回忌を記念に妻氏を中心に発行されたとか。クマが好きな文筆家でもあった。そうか、亡くなったのか。落胆が走る〜直接の会合やら仲間でもなかったが、その編集者のK君の主宰する雑誌でこの若輩者の私も書かせて貰えて若干のご縁はあった訳で〜だが世の中は段々と過去のものとも成ろうとしてる。
雑誌名はフランス語で天使他言うらし。新木某←名前を覚えて無い、後に又正確に取り上げるつもり、今はその雑誌すらも手元に無い出先からの投稿〜〜彼の奥様が遺稿集で『天使の誘惑』と銘打って出版したそうで、そこから取った誌名。
懐かしかったのは、彼の造語と半ば奇異にも思ってた「更級日記の少女」が出てたから。しかも執筆陣は「遠くまで行くんだ」主幹の小野田譲治他ほぼフルメンバー、まぁ思い出話が主体なので小難しい理論誌でもナシ、一応は呆気なく読み終えた。一応は読み物、これで一体何を訴求してゆくつもりか?不明、年に一回ナンテ、この先5年を先ずは生きろってことか〜〜^_^
さてさて画像にはついでに最近本棚から取り出した雑誌、何れも若かりし頃の雑誌の幾つかの内の1つ、「藝術國家論集」は言語学関連の構造改革派系だったかな?大久保そりあ氏や画家の中村宏氏などが執筆してた。言わばミニコミ誌、アングラ雑誌とか今じゃインディーズとか言うのか、商業誌メジャーでない同人誌の1つである。もう一冊は「映画批評」で、これは多分大手の「スクリーン」や「キネマ旬報」へのアンチで出版された当時モノ、それも既に無い雑誌。
新宿にあったミニシアターATG蠍座系列? 巻頭に知の巨人とも言われる思想家の吉本隆明の「南島祭祀に関する」内容の講演がある。
天皇の継承儀式の内で最高の大嘗祭、それとの連関性を南島沖縄のノロ女王のそれと比較検討して、列島と南島との擬制としての宗教儀式の類似性に言及している。面白いのは中に当時の女権〜ウーマンリブ運動の活動家が文章に書込み〜女文字なのだが〜ったく^_^ 誰だか思い出した〜マ、エエかぁ〜^_^
前置が長くなった。今日のお題、香港の謂わゆる民主化運動の報道。本土中国の共産党権力に圧殺されていずれ収束〜と精々その内位と思ってた〜どころか日に日に参加者賛同者が増えてしまった感がある。本来は民主化どころか宗主国イギリスの植民地からの奪還独立として中国返還を祝ってた筈だが、今や習近平支配の共産党からの独立した都市国家を目指すかの勢い。一国2制度下の香港モデル、ここはずっと大昔は欧米列強国の帝国主義の名残、その植民地の跡が今は世界に冠たる中国の先進的なモデルと思われてた。それが共産党支配化をも打ち破るかの勢いで、今や若者が香港の民主化を勝ち取ろうとしている。それは始まりは違うが〜昔の天安門で抹殺された中国の若者が目指したのと同じ様な雰囲気も見せる。
方や中国共産党の一党独裁下の国慶節、建国記念日が10月1日。国家の威厳威容を傷つけメンツ丸つぶれかとも思われるが、今回は未だに国内的な対応として強権的に取り締まるナリ押さえつけようとしないのが不思議。目的は何であれ既にデモの最終目標は一国2制度の徹底へと向かい、香港政府の独自性が独立都市国家へと求められない事も無かろう。どう言う結果となるのかは不明だが、若者のエネルギーは凄いものがある。端末がどうなるか、ヤハリ鍵は中共の出方次第なのか?
昨日に読んだ意見で、確か西欧列強の帝国主義支配の反省テノ有ろうかって素朴な疑問に対して、確かイギリスの当時サッチャー首相が演説に、アジア極東で我々白人が彼の地の野蛮な人種を教化文明化して繁栄の礎を築いてあげたのは正しい歴史だったみたいに自慢してた様だ。それが彼ら白人が優位な人種で全世界〜この地球を救ったとかの考えまでは行かないけれども、やはりそうした思考形態に捉われている事はホボ間違いない。
だから、やっぱ韓国朝鮮人の叫んでいる大戦での個人的な賠償を未だに戦犯企業と呼んだ日本企業に追い求めている事は非常識極まる国民性か民族性なのかとふと思った。韓国や北朝鮮が近代国家として独立したのは、wikiで調べて見ても統治国の日本が敗戦して後3年を待たねばならなかった。しかもソ連に後押しされた北朝鮮が今の金王朝体制として南の韓国と分断されたままでの独立国家宣言。南の韓国はアメリカを主体とした国際連合側の応援で辛うじて国家として体裁を整えた感が否めない。
独裁者が金日成と李承晩、南北が似たような非人間的な政治体制で国家を維持して来た経緯があるが、その多くの人々が戦前からこの日本にも居着いていて戦後に三国人蔑視の風潮もあったが、兎も角も在日本特別居留外国人として北朝鮮側や韓国側として、現在ではその子孫が二世を経て三世あるいは四世かも〜生活している。
この人々も南北に分断、それぞれが本国を応援してるし民族教育や文化を継承しているのも同じ。彼らも日本人に対して恨みを抱きながら生活してるんだろうか?何人か朝鮮人や韓国人だと言う人間と話し合ったりもしたが、報道された様な激しい憎しみや憎悪は聞かなかった。まだ国が充実してなかった頃だったかも。
歴史的な反省を個人的に考えるならば、冷静なる判断と検証が必要となる。厳正なる考証も混じえて照応しながら提示して万人に証明して貰えねばならない。自分勝手な妄想や軽挙妄動妄言など言語道断で、それこそねつ造されたでっち上げは当然にも慮外、笑止千万。それがどうも韓国ではまかり通るらしい。残念ながらアソコ半島には確かな文化は育ってないのかも知れない。あっちは上海〜テ文句もあったし、何せ対岸の火事〜この場合は文字通り〜これからどうなろうか?今は遠くから見守るしか手はなかろう。

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