
また随分と気温が上がったもので今朝の最低気温は12度と普段の最高気温の方に近い。陽が昇り出して1時間過ぎ間もない時刻でも14度とはね、これからまだ上がろうもの、下手すりゃ20度近くまでゆこうか〜寒がり暑がりの私には好都合だけど。

ご覧の様に空にはハダラに雲が流れ行き、緋寒桜か河津桜か〜その類の花が先週来に咲き出してた。蜜を求めて蜂たちが群がってるのが見えるのだが、安っぽい携帯のレンズでは捉え切れない。拡大すれば1匹や2匹は直ぐに判ろうが〜
ゴミ出しの日なので偶々の発見、特に目新しくもないかぁ〜
昨日は降るとは無しに振った雨はあさのうちだけ、ともゆかず〜夜がやって来て夜更近くにはかなりの量があった、その雨も今日は目覚めた6時前の頃にはとっくに止んでた。天井から滴り落ちた雨漏りの受け皿ビニール袋には約20mlの収穫^_^〜仏壇のお供え水程にはなったろうか、この歳になると天井の壁を剥がして這い登り漏水箇所を探る手間なぞ面倒臭い、恐らくは死んだオヤヂが頃から2階の瓦の隙間から滴り落ちた雨水が階下の天井へと染み出しては居たろうが、亡くなって既に18年、母が5年目。漏れ出したのに気付いたのはその後だった。このまま放置しておけばやがて腐った羽目板が剥がれて落下してしまうに違いないが、この家を守る気は熊も疾おに失せている。家屋の価値なぞ殆ど無いのに、住んでる限りは不動産税は無慈悲にも毎年徴収される。
日本経済がこの10数年間に落ち込み冷え切ってる背景には、増税に次ぐ増税の挙句に実質の減税政策を発案して見ようとしない上は国家から下は地方自治体からのサラリーマン化した公務員組織や制度が厳然としてあるからだろう。債務不履行に陥ったり遂には財政破綻となって、つまり潰れてしまったのは北海道の夕張市が真っ先に上がるけども、実際にはもっと沢山の借金漬けの処がホントは目に付くのだ。
単に天井屋根の割れ目や雨漏りの話からだが、やがては朽ち果てる不動産なんかに佐も価値あるかに遮二無二〜頑ななママに税金名目を当て込むノが仕事と思い込んでる姿勢が目に映ってしまった〜チガウかな?
昨日は三島由紀夫論をアレコレ拾い読みしてたが、フト又坂口安吾の『堕落論』を手に取って読んだり〜
かの御仁は齢49にして生まれて間もない長男夫人を残してこの昭和30年2月の寒い中、脳出血で亡くなってるのが年譜に見えた。高度経済成長への途上のニッポン、堕落論は戦後間もない刊行である。その頃に三島由紀夫も文壇に登場したし、けども実質の自死は坂口安吾の病死よりもズッと後、2度の安保闘争が日本政治をそれなりに動かした情勢下になった。
★ 長安に男児有り 二十にして心已に朽ちたり 李賀
この様な所謂ペシミィズムや絶望的な感傷さえも、昭和の年代に同じ年齢の三島由紀夫には自然と宿ったのだろうか? 或いはそれは青年期特有の鬱屈とした知識人の放漫さなのか? 帝都〜首都東京という大都会に富裕で古典的な上流家庭に生まれ育った人知の果てをチラッと思う。神ながらの道ねぇ〜その対極的にも位置するかに北陸はヤハリ富裕ながらも、奔放に育った方の安吾〜少年期から既に精神構造は違えてもいたかも〜

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