
1983年。
MTVを観ていた私は「ロンリー・ハート」という曲でYesが復活したことを知りました。
しかしサウンドはもはや70年代の名残はなかったものの、バリバリしたギターの音と聴きなれたジョンの声が意外にマッチしていると思いました。

ジョンは髪をショートにしてちょっとパーマをかけていたようで昔より若くなった感じがしました。
70年代プログレッシヴ・ロック、特にイエスの終焉はメンバーチェンジなどが繰り返されあまり美しいものではありませんでした。

とりわけイエスの代名詞的存在であるジョン・アンダーソンの動向は気になっていましたので、どんな形でも元気な声を聴かせてくれるということは嬉しかったのです。
このときのメンバーは
ジョン・アンダーソン(v)
クリス・スクワイア(b)
アラン・ホワイト(ds)
トレヴァー・ラビン(g)
トニー・ケイ(Key)

キーボードのトニー・ケイはYesのオリジナル・メンバーであり私も名前だけは知っていました。

特筆すべきなのはギターのトレヴァー・ラビンでしょう!
彼は南アフリカ出身のマルチプレーヤーで80年代Yesを語るうえで欠かせないミュージシャンとなっていくのです。
もともとYesとバグルスの合体といわれた「ドラマ」以降空中分解のような形になったYesでしたが、クリス・スクワイアーはトレヴァー・ラビンとともにシネマというバンドを結成。
そのレコーディングを進め最後にジョン・アンダーソンが加入してYes名義になったということらしいのです。ジョンの参加はクリスが誘ったとか。。。
クリスもイエスに一番必要なのはなにかを感じていたのか。。。

その後1987年に「ビック・ジェネレーター」を発表するもトレヴァーと折が合わなかったのかジョンは脱退。ジョンのいないYesは活動を続けます。

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