3歳半歳上の姉は小学生の時「ファーブルが生きていれば 絶対に弟子になる」と言っていたくらい“昆虫”だけでなく、全ての“生き物”が大好き人間でした。残念ながら、33歳で亡くなりましたが、その姉から 就学前から鍛えられた一つが、“チチブ”(セミの幼虫:大分県竹田地方の呼び名?・・・各地で呼び名が異なるようです。お暇な方は「
http://zikade.world.coocan.jp/nameofnymph.html」 をご覧ください。)の探し方。「夕刻、薄暗くなった山に入り、地中から穴をあけて出てくる幼虫を出てくる前に採る」。 夜、眠い目をこすりながら、観察に付き合わされる。
毎日の暑さにひょいと思い出し、動画を作成してみました。2時間以上の動画を6分弱に短縮編集しました。ご興味ある方は ご覧ください。(どの画像をクリックしても同じ動画がご覧いただけます)
大きな木の周りには この季節、セミの幼虫の這い出た“穴”多数あり。この穴群は「アブラゼミ」ばかりでした。
カーテンに留まらせる。
大写し・・・目がこちらをにらみつけている?・・・いやいや、きれいな目をしています。
歩き回りが止まった後、いよいよ羽化が始まり、背中が割れ始めます。
細い脚の先まで 見事に抜けていきます。
全身が抜けると落ちてしまいますが・・・・・・
お尻の部分だけで 落下防止・・・落ちません。
イナバウワー開始。この姿勢で羽根が伸びていきます。

やがて、殻から離脱、上に移動します。
ゆっくり、羽根を伸ばしていきます。
その姿は“森の妖精”のような神秘的な色をしています。
頭の部分
胴体部分・・・アブラゼミの茶色は 想像できません。いかがでしょうか?
抜け殻

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