真面目な”ナイフ考”ではない、”真面目なナイフ”考。でも、いずれにしても真面目に書いているから、どっちでも良い。
Kershaw Black Gulch
カーショウというメーカーの、'ブラック ・ガルチ(黒い峡谷)'という名のナイフ。さすが日本製、かっちり精巧に作られている。久々に持つ日本製品の精緻さ、小気味良さ。箱出しでアクションのじゃりじゃりがなく、しゃきんとブレードが起きる。こんなことは初めてだ。ナイフの本質、原始的道具でない、精密機械のようだ。
既にコレクターと言っても良いくらい、使いもしないナイフを色々持っている私。今回最後の打ち止めの一本として買おうと思ったナイフの条件は、次のようなものだった。
1. 日本製であること。組立までの全部でなくとも、少なくともブレードは。
2. フォールディングであること。
3. クリップポイントであること。
4. ブレード長が3.5インチを超えないこと。(常時合法携帯を考えて)
5. ボルスターはブラス(真鍮)でないこと。
6. カスタムでない、実用の出来る値段と仕上げであること。

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