結局この土日は両日とも午前中ほぼ寝床でノビきった状態(ほんと、このまま孤独死までいくんじゃないかって感じでしたよ)。
午後からよろよろ起き出し、根性で原稿仕事に手をつけたりしたものの、結局2日間でほとんど何もできず。
月蝕歌劇団の公演を見に行くか、余っていた「18きっぷ」でどっかに出かけようかと思ってたものの、どちらもパス。それでも晩飯を食いに外出したついでに、金券屋で「18」を換金してきたのもまた根性。
帰宅し、これまた風雨の中を根性ふり絞って銭湯へ。身近なリラクゼーションにも根性がいるのだ。
再度帰宅し、テレビの開票速報を見る。4年前の総選挙の時は、鹿児島から夜の飛行機で帰ってきて、羽田のロビーだかでぼんやり眺めたよなあ。しかし、あの時は俺、なんか元気にあちこち飛び回ってたなあ。根性あったなあ……と、ぼんやり思う。
画面に写し出される状況は4年前の逆、っつーか、そこまで振り子が反対側に触れるかいって感じの様相だ。が、見てるだけで候補者も党幹部も、それを伝えるテレビ局も「根性だ!根性だ!根性だ!」って喚いてる感じにウンザリして、3分見てはスイッチを10分切るようなペースでつきあう。さっきまでいた銭湯で、湯船に2分つかっては5分あがってたのの続きみたいな感じである。まあ、でもこれはほどほどにして、今夜は早く寝ることにしよう。もっとも、相変らずぐっすり眠れそうにないけど。鬱は辛い。
ちなみにこの間、麻生や鳩山以上にあちこち出まくっていた酒井法子、「八方美人ってやつだよなあ」と改めて、これまたぼんやり思った。
普通、この種の話題で週刊誌の中吊りや新聞広告とかに載せられる顔写真には、その人物を延べ長時間に渡って撮影した大量の写真の中から、敢えて顔が変にしゃっちょこばった瞬間(口元が歪んだり目つきが悪かったり)をとらえたものが率先的に選ばれるものなんだが、彼女の場合は見事にそれがないというか、今回あちこちで出ている写真も「のりピー」といってメディアに持て囃されていた時代とまるで変わらなかったりする。それこそ日本語がわからない外国人が見たら、この人物が目下メディアで批判されているのか持ち上げられているのか分からないんじゃないか、という気がするほどだ。
しかしまあ、そんな「八方美人」であっただけに内側で溜め込んじゃったものがあったんじゃないかという気もしてくる。というか、あるいは読者や視聴者やマスメディア側も潜在的にそういう思いがあるから、そういうビジュアルになっているのかも。
そんなわけでこの次の総選挙には酒井法子「容疑者」が酒井法子「候補者」になってんじゃないか、などとバカなことも一瞬考えた次第ですが(笑)。でも、この流れで来年あたりにどこかの雑誌や書籍とかで「酒井法子独占告白」が出てもおかしくない感じではあるよな。
同じ「溜め込んで暴発する」タイプ(?)の私としては正直どこか身につまされるような思いで眺めておりますが、あ、こんなこと書いてるうちに10分どころか20分経った。これからまた3分間テレビを見ます。ではでは。

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