ここ数日、同業のライターさんたちのブログ日記とかを読むうちに「今ちょうど年末進行で大変で」といった記述に何度かお目にかかるようになった。そうか。もう今年もそんな時期なんだな……。
というか、他者のブログを見てそれに気づくというあたりに、今の私が置かれた状況を改めて自分で実感したりする。そう、
今年の私には「年末進行」というものがない。
フリーライターになってかれこれ15年になるけど、11月末のこの時期を「年末進行」の仕事なしで迎えたというのは、おそらく初めてではあるまいか(そういえば過去にもこのブログではこの時期「年末進行は鬼だ!」みたいなことを書いてたしな)。
思えばライターになってほどなくの頃から月刊誌でのレギュラー仕事があったため、10〜11月あたりになれば毎年必然的に首を絞められるかの如き年末進行に追われていたわけだけど、今年の春の時点で雑誌など定期刊行物でのレギュラー仕事を、私は完全に失ってしまった。一応、年明け早々に「共著」として参加した単行本が出るため、ついこの間までは校正作業をやったりもしていたのだが、それも今月初旬までにはあらかた片付いていた。
(ちなみに上記の「共著」ですが、某老舗出版社から「文庫」として出ます。詳しくはまた年内にでも)
そんなわけで「よかったー! 初めてあの年末進行の地獄から解放された〜!」などと喜びに浸っているかというと――とんでもない。
ようするに現状は「失業状態」なのである。
これも既に書いているように、目下の私は今年の初めに編プロ経由で手がけた仕事がほとんど詐欺みたいな仕打ちに遭ったために金欠状態。なおかつ春先からは「鬱」状態に陥っており、特に今月に入ってからは連日午前中はほとんど寝床から起き上がれずに“半ひきこもり”状態というのが実情だ。
そんな中でも何とかせねばと思い、あちこちに履歴書を送ったりしているわけだが、これがやはり思わしくない。何せもう45歳であり、30歳でフリーライターになって以降の15年間は会社勤めもしていないという人間なんだからな。絶望的である。
先々週だったかも、近くの郵便局で「年末年始のアルバイト募集」という貼り紙を見かけたのでさっそく面接に訪ねていったものの、数日後にはご大層にも自宅まで不採用の通知が送られてきた。電話かメールのほうが安上がりだろうに、郵政民営化見直しが俎上にのぼる今でもこんなことやってんのか。
昨日は3週間おきに通ってる精神科へ。「通院と薬代だってバカにならない」と文句を言ったら「自立支援法を適用すれば自己負担が減る」とのこと。まずは最寄りの保健所まで行ってきてくださいとのことだったが、その前にそろそろ生活保護でも申請してみようかと思う今日この頃。年末進行どころか「終末進行」だなこれは(笑)。ではでは。

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