16時半(昨日=28日)から永田町で院内集会(衆議院第二議員会館)があるというので見に行く。
昼過ぎまでニュースも見られない状況のまま足を運んだので、てっきり「残念ながら採決されてしまったけど、参院でがんばろう!」みたいな話を聞かされるのかなと思いきや、意外にもというか「今日の強行採決は回避された模様です」と言うではないか。
その時点ではまだ法務委員会が続いていたため議員らの顔も見えず、まだまだ安心できないぞと思っていたら、やがて福島瑞穂、保坂展人、さらには辻元清美というお馴染みの顔もやって来た。社民党ばっかりだが(共産党も来てたが)、これは議員会館内での集会ということで主催者が特定の議員になるためであり、すぐ隣りの会場では民主党による共謀罪絡みの集会もほぼ同時に行われていた。まったく、せっかく野党共闘でやってるというなら一緒にやりゃいいじゃないかとも思ったものだが、ともあれ採決は連休明けに持ち越し(5月9日9:30からの参考人質疑で審議再開)ということが、集会の終わった18時過ぎには正式に報告された。
会場を出たところで「表現者たちの会」メンバーと合流。「よかったね」と声を掛けたが、三宅さんは「いやあ、ようするに自民党と民主党が手を組んだってことですよ〜」と、例によって飄々とした調子で言う。
確かに民主党の修正案にしても「対象罪名を半分の300に絞り込みました」とか「組織的犯罪集団だけを対象にした」ということで、決して手放しで評価したくない代物という感じはする。そもそも前執行部がドツボにはまった「対案路線」から抜け出てないもんな。
ただ、去年の夏に初めて「共謀罪」関連の院内集会に誘われて出向き、そこでガラガラの会場を目の当たりにして愕然とした私としては、とりあえずここまでムーブメントが――実に遅まきながらですが――盛り上がってきたことには感慨を覚えざるを得ないです。なんたってあの後も「9.11」総選挙のああいう結果があり、去年秋に「共謀罪ブログ」を開設しても誰も見向きもせず、当初は私一人で書き込んだりアクセスしたり(1日のアクセス数が10件に届かない状況だった)していたのが、ここ数日は結構凄い数になってるばかりか、他にも共謀罪関連のブログやサイトがバンバン立ち上がっては、そっちのほうにもリンクやトラックバックをされる状況だ。一昨日も参院での「共謀罪」院内集会が定員オーバーで参加できない人が続出したり(私もその一人)、弁護士会館クレオの集会に500人が集まるところまで持っていけた。
といっても、それをことさらに誇るつもりもない。が……続きはまた明日以降。「朝生」を見ながら書いてたんだが、もう眠い。寝る。

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