このブログを始めて以来、2週間近くも更新をサボったなんていうのは初めてかもしれないな。本当にすみません。とはいえ、そんな体たらくにも関わらず、連日思いがけないほどに大勢の方々が見に来てくださっているようで、ひたすら恐縮かつ感謝。
この間、身辺で特に大事件があったとかいうわけでもなく、ごく普段通り取材に出かけたり原稿を書いたり、または諸々の打ち合わせや事務作業に追われていた。もっとも、世間がお盆休みで静かになってる最中だというのに、この夏の私はというと、どういうわけかいろんな用件が一度に舞い込んできたために何か身動きがとれなくなっちゃったような感じで、結局ほとんど休みも取れず、夏場に慣例としている静岡への帰省もはたせないまま(明日〜明後日あたりトンボ返りで行って帰ってこようかと思っているが)。
で、そんなこんなの状況もようやく落ち着き、9月からは以前と同様のペースで更新できるかと思いきや、現実は9月がまた大変だったりするんだよなこれが(泣)。
なのであらかじめ予告しておきますと、まず9月7〜9日に北海道へ行きます。毎年この時期に恒例の「
市民メディアサミット(市民メディア全国交流集会)」が、今年は札幌を中心に開かれるのだ。以前にここでも紹介したアイヌ語によるラジオ局「
FMピパウシ」も訪ねてくる予定。その際の模様についてはこの日記でも後日詳しく紹介できればと思っております。
んで、せっかく北海道まで久々(個人的には15年ぶり)に行くんだったら、もう少し滞在してあちらこちらを見て回りたいというのが本音なんだけれども、実際にはそうも言ってられないのですよ。
というのも上の「市民メディアサミット」が終わって帰京してから3日後の9月12日より、今度は中国まで行かなければならなくなってしまったのだ。
これは「
日韓中テレビ制作者フォーラム」という、東アジア3か国のテレビ業界が毎年1回共催しているもので、今年は中国の天津を会場に12〜16日の5日間にわたって開催される(一昨年に日本で開催された時の概要は
ここ)。
そんなところになんで私がのこのこ出向いて行くのかというと、同フォーラムには「
放送批評懇談会」も協力のうえ、毎年会員から参加者を数名派遣することになっており、そのメンバーとしての役目を仰せつかったのだ。先日慌ててパスポートを再申請しに行ってきた(
ここ参照)のはこのためである。
前回までは編集長を含めた会の重鎮の方々がもっぱら参加していたのだが、このフォーラムも今度で7回目の開催ということもあって「そろそろもう少し若いヤツに行かせたほうがいいんじゃないか」という話が上のほうで出たらしい。が、さりとて若手会員はみなそれぞれ自分の仕事の都合もあるし、このためにわざわざ勤め先から休みをもらって参加するのも難しい。だったら――ということで、必然的にフリーライターとしてぷらぷら生きてる私に白羽の矢が立ってしまったという次第。
いや、もちろん光栄だし面白そうだと今から楽しみではあるのですが(苦笑)、最初に日程を聞いた時にはさすがに私も少々「げっ!?」とうめいたものですよ。
だって、北海道でワークショップや分科会がみっちり詰まった三泊四日の「市民メディアサミット」を終え、夜の最終便で羽田に帰ってきてから中二日で、今度は成田から朝一番の便で中国へ飛び立ち、四泊五日の国際フォーラムに参加せよというのである。しかも日程表を見たら、会期中は連日朝9時から夜10時ごろまでひたすらぶっ続けで日韓中3か国の番組を見ては参加者どうしで議論しあうという、なにやら耐久レース的にハードなプログラムが待ち構えているではないか。
しかも、そういう日程だから北海道に行く前には原稿仕事もある程度まとめて片付けておかねばならないし、帰国したらほとんどすぐに『
GALAC』の校了日がやってきてしまったりする。狭間の10・11日の2日間にも1〜2本原稿をこなさねばなるまいし、よりによって別の取材がここに入ってきそうな気配もある。
「心臓大丈夫かなあ……」と、これを書きながらも思わず左胸のあたりをさすってしまった。医者からは検査を経て「大丈夫」とのお墨付きはもらったといっても、なんか相変らず原稿追い込みでストレスが溜まってきたりすると少々ドキドキしてくる感がなきにしもあらずだし。もちろん、別に問題はないとは思うが、どうも私の場合「しばらくは大人しく、静かで健康的な生活をしよう」なんて思う時ほど必ず事態がまるで逆の方向へとむかうんだよな(泣笑)。まあ、そういうのをまたネタにしながら雑誌やこういうところで面白がりつつ記事に書けちゃうんだから、そういう意味では幸せな男ではあるとも思うが。
ともあれ実際に出発するまでにはまだ一週間以上もあることだし、それまでの間、急ぎ仕事をこなしつつブログのほうもなるたけマメに更新しますので、どうか宜しく。旅の土産話を書くのはずいぶん先のことになりそうだなあ。

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