昨日(27日)は午後から四ツ谷で行われた
石井政之さん・容子さんご夫妻の「結婚お祝いの会」に参加。
著作のほかにも上記のサイトなどを通じて相変わらず精力的にルポや論考を発信している石井さんだが、実は昨年夏から浜松に移住。会社勤めをしながらジャーナリストとしての活動を続けている。一方で新妻の容子さんは佐賀の出身。5年ほど前に石井さんが講演のため当地を訪れた際に知り合い、交際が始まったのだそうだ。
挙式そのものは既に佐賀で6月に行われていて、この日は主に東京周辺の友人・知人へのお披露目のために夫婦で上京。なお、この日は石井さん(というか政之さんか)の43歳の誕生日ということで、そのお祝いもかねる格好だった。ちなみに容子さんはまだ20代で、しかも御覧の美貌。この日の幹事を務めた山本繁さん(
NPOコトバノアトリエ代表)が「犯罪的ですよね〜」と笑う。
しかし、犯罪的なのは集まった「友人」のほうだったというか(笑)。
何しろやってきた面々といえば、石井さんの古くからの友人やユニークフェイス関係の方々以外では
今一生さんや
林克明さんや
田原大輔さんや
渋井哲也さん、さらには山中登志子さんや渡邉正裕さん(
MyNewsJapan)といった、やたら硬派系のジャーナリストや編集者ばかり。しかもこうした人たちが会の最中に開かれた「結婚記者会見」の席上、目の前の新郎新婦に向かって、やれ馴れ初めはどうだの、最初のデートはどこで行ったか(その場所はホテルか、ホテルなら個室かロビーか、個室ならばそこで具体的にどのようなことが行われたのか)だの、本当に後悔はしていないかだのといった容赦のない質問を延々と浴びせていたのだった。もっとも最後まで言葉に詰まりっぱなし(というか嬉しそうにニヤ下がりっぱなし)の政之さんの横で、容子さんはいたってのほほんとした表情で時にケロリと爆弾発言(?)。地元の学校で教職関係のお仕事をしてきたとのことだったが、おっとりとした中にも芯の強さを感じさせる女性だった。
しかしなあ、う〜ん、何というか……めっちゃくちゃ幸せそうじゃんか・やんなるな・もう的な世界が見事にそこには広がっていたのでした。ごちそうさまでした、はい(^_^;)
やっぱり石井さんなりに結婚にいたるここ5年間は、自分の将来についていろいろと考えることも多かったのだろう。私もたまに会うたび「岩本さんは早く結婚すべきだ」と常に言われていたのだが、あれはようするにそうやって自分に対して覚悟の程を問いただしていたんだろうなということを、この日参加してみてようやく合点した(笑)。
確かにフリーライターという職業は、他からの束縛を受けない自由さと引き換えに、経済力や、ひいては結婚して家庭を持つといった「普通の幸せ」を放棄せざるをえないところがある(まあ、私は典型的にその部類といえようか。もちろん、しっかり仕事と家庭を両立しているフリーライターもたくさんいるわけだが)。
故郷(名古屋)にほど近い浜松に居を構え、家族も持った一人の40代の男としてきちんと普通の生活も営みながら、なおかつライターとしての表現活動も続けていこうと決意したという石井さんのその姿勢には、同業者として(またはほぼ同年代で、同じ名古屋生まれの東海道沿い育ちの者として)本当に敬意を覚えている。ぜひとも素敵な家庭を築きつつ、一方でさらなる良い仕事を重ねていってほしいと願うし、その様子を横目に見ながら、今度は私自身もますます自らを問い質していかざるをえなくなるのだろう。「意志は高く持っているか。覚悟はできているのか」と(←この日お祝いに差し上げた
サップラのCDからの一節)。
石井さん、今後とも何卒宜しくです。どうかお幸せに〜♪
【追記】石井政之さんの仕事については、本ブログでもこれまで下記にて紹介していますのでご参考までに(↓)。
「
『ユニークフェイス・ライフ』@」(2005/12/30)
「
『ユニークフェイス・ライフ』A」(2005/12/31)
「
巨乳とサラ金」(2007/3/11)

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