カッコいいなあ。物心ついた頃に絵本で見て以来、結構好きな機関車です。
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富士はやEF66・東京駅夕刻の機回し」(「
おまけ鉄ブログ」2008年9月22日)
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画像:JNR EL EF66 41.jpg」(
Wikipedia『国鉄EF66形電気機関車』)
もともとは1960年代までの鉄道貨物が全盛だった時代に、貨物専用の「強力機関車」として作られた系列。そんなわけでもっぱら貨物列車ばかりを牽いていたのだが、この独特のスタイルに魅せられた往時の鉄道少年たちは「いつかこいつがブルートレインを牽いてくれないかな」と願っていたのだ。
鉄道貨物が完全に左前になった1980年代半ばになって、その願いはようやく適うことになったわけだが、皮肉にもちょうどこいつが「あさかぜ」とか「さくら」「富士」の先頭についたあたりから今度はブルートレインも左前になっていった(泣)。
相変わらず今でも夕方に東京駅近辺を通りがかった時には、この「富士・はやぶさ」の出発シーンを時折眺めにゆく。もっとも、来年にはとうとうこの姿もとうとう見納めになるらしい(というわけで、最近はカメラを持って撮影しに来る人も増えた)。この古き国鉄時代の面影を残す列車が消えると、東京駅は新幹線と通勤電車がせわしなく出入りするばかりの、なんだか無味乾燥な駅になっちゃいそうである。

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