厳冬期に突入した八ヶ岳に行ってきた。先週のshimizu,kamba組の後、まとまった雪が降ったため、状態はすっかり変わっていた。アイス中心の予定だったのだが...
12/25(土)曇り 美濃戸口7:30-10:30赤岳鉱泉12:00-裏同心ルンゼ-16:30赤岳鉱泉
昨年ジョウゴ沢を詰めたので、今年は裏同心ルンゼへ。トレースはあるが、ふわふわの新雪が深く、膝までのラッセルが続く。F1は半分雪に埋もれ、F2(3段40m)も難なく登ったが、あまりの寒さに撤退することにした。裏同心ルンゼは今シーズンはもう終わりかな?
夜は久しぶりの鉱泉泊。シーズン真っ盛りとあってほぼ満員。見覚えのあるガイドも多数同宿している。ルートの状態など、いろいろ話が聞けてありがたかった。
12/26(日)曇り 赤岳鉱泉7:30-10:00石尊稜下部岩壁-11:00登攀終了-13:00鉱泉-15:30美濃戸口
アイス中心の予定を若干変更し、来週の下見を兼ねて石尊稜へ。時折強まる風とガスの中、下部岩壁では先行する女性パーティが苦戦している。震えながらしばし待機の後、登攀開始。降雪のおかげで岩は締まり、草つきもしっかり凍結している。支点も多いので、ダブルアックスの登攀に不安はない。先週の練習の成果で、Aさんも確実に登ってくる。が、ここで天候が悪化。とにかく寒い。核心の下部岩壁を楽しく登れたからまあいいか、ということで撤退を決定。
今回 Aさんは多少物足りなさそうだったが、来週再訪予定のS原にはほど良い練習になった。
ところで初日深夜に美濃戸口に向かう途中でアクシデント発生。凍結した道を徐行していると、前方から若い鹿が3頭飛び出してきた。1頭目、2頭目はなんとかかわしたが、ほぼ停止したところで3頭目が止まれずに体当たり。一瞬目を回していたが、何事もなかったように歩き去った。この3頭の突進のしかた、凍った路面をつつーっと滑る様子は、まさに「黒い三連星」の「ジェットストリームアタック」!うーん、最近の若い鹿にもガンダム・マニアがいるんですね(なわけないか)。とにかく注意しましょう。