「2/25〜26 八ヶ岳 中山尾根〜ジョウゴ沢〜硫黄岳」
連絡
ついにやって来ました!taroさんとの山行が!
なかなか休日が合わず、ずっと一緒に登れなかったtaroさんですが、新人のために今
回の八ヶ岳山行を企画してくれました。
メンバーはtaroさん、shimizuさん、そして新人のI谷、iwa、O野、MIYAの6人。
第一日目
名古屋出発時には土砂降りの雨。さすがに八ヶ岳のほうは晴れているだろうと思って
高速を降りて見てもまさかの雨。コンビニの駐車場で急遽、作戦会議。雨の中の山歩
きは冗談ではないと美濃戸口で停滞の可能性が高まってきたが、とにかく現地に行っ
てみることに。
美濃戸口に入ると雨が雪に早変わり。おお!助かった。停滞せずに済む。少し水っぽ
い雪の中を予定通り6:30に出発。林道をえいこら歩いて、ベースの赤岳鉱泉に8:00に到着。ここからtaroさん率いる中山尾根組(I谷、MIYA)とshimizuさん率いる赤岳主稜組(iwa、O野)に分かれる。ここからは
中山尾根組について記述。
8:30に赤岳鉱泉を出発し、1P目取り付きまでは林道の斜面を突き進む。先行パーティーなしのため膝上まで沈むラッセルに。多少ラッセルの経験も積んできたので問題ないだろうと思っていたのが大間違い。沈むは沈む。taroさん先頭で進んだのだが、taroさんが膝くらいまでしか埋まらないのにI谷、MIYAは腰から胸くらいまで沈んでいき、完全に雪に溺れた状態。この沈み具合の差は何だ?技術か?経験か?

<浮くtaroさん、沈むI谷、MIYA>
もがき苦しみながらも何とか上まで登りきるがすでにここでのタイムが11:30!!ラッセルにエライ時間を取られてしまった・・・気を取り直してようやくクライミング、スタート。
taroさんリードで1P目。ここはサクッと終わらせて早く頂上へ、と思っていたが・・ん?何かtaroさんが苦戦してるぞ。どういうことだ?(今までの経験では何でもないピッチのはずなのだが今回は雪や氷の付き方で相当難易度が上がっているとのことtaroさん談)

<1P目taroさん>
夏であればガバガバの岩なのでなんでもなく登れそうだが冬ではそのガバガバが掴めない・・・・隙間にバイルをねじ込んだり、引っかけたりして、ヒーヒー言いながらI谷、MIYAも登る。比喩表現ではなく、本当に怖くてヒーヒー言っていた。I谷さん曰く人生で一番怖いピッチだった。
I谷、MIYAが登りきった時には時刻は既に13:30!!!。
ガーン!こんなに時間が掛かっていてはとても上まで抜けられない・・・泣く泣く敗退を決め、懸垂で降りることに。やはりあのラッセルで時間を取られてしまった。
自分達で付けた踏み跡を辿って下山。15:30にはベースに帰還。残念無念。中山尾根にはいつかリベンジしなくては。
夕食の管理をO野さんがしているためO野さん達が戻るまで茶を飲みながら3人でまったり。まぁブログにはあまり書けないことをずっとしゃべり続ける。赤岳主稜組の帰りが遅いので、心配する場面もあったが(詳細は赤岳主稜組のほうで)無事帰還して一安心。
夕食はO野さんが用意してくれたカレー。水の分量が多すぎて少しシチュー風味になってしまいましたがおいしく頂きました。
本日は出発がAM2:00のため徹夜の強行軍。行きの車で寝させてもらったとはいえさすがにもう限界・・・おやすみなさい・・・。
第2日目
AM5:00起床。
二日目も一日目と同じく、taro組(I谷、MIYA)とshimizu組(iwa、O野)に
分かれて行動。taro組はジョウゴ沢でアイスクライミング。
7:00鉱泉ベース出発でF1に一番のり。F1はパスしてF2でtaroさんリードでアイス開始。I谷、MIYAもF2くらいならあっさり登れました。

<ジョウゴ沢F2>
F2を超えだだっ広い平原を歩いて行くと。垂直に切り立った滝、乙女の滝が出現。おお!これはすごい!以前行った夢幻大滝に勝るとも劣らない見事な滝。これが今日のメインディッシュか。今期初のアイスでこれをリードはちと厳しいと言いながらもtaroさんリードでチャレンジ。今期初とは思えない見事な登りっぷりでオンサイト。すげえぇ。

<乙女の滝 taroさん>
TaroさんがトップロープにしてくれたのでI谷、MIYAもチャレンジ。I谷さん、苦労しながらもノーテンでクリア。トップロープとはいえこをノーテンとはかなり差をつけられている・・・・。私も負けじと取り付くが2m程上がっただけで腕がパンプ。あえなくリタイヤ。うぉぉぉ何しに来たんだオレは?
各自一回登っただけでお腹一杯になりアイスは終了。しかし時刻はまだ11時過ぎ。
せっかくだから上まで抜けてみようということになり、硫黄岳に向け直登。
岩稜隊で雪も深くなかったので1時間程で硫黄岳頂上に到着。残念なことに雪と風が強くて何も見えませんでした。
帰りは通常の登山道で滑るように下山。13:30には鉱泉ベースに帰還。
shimizu組も戻っていたのでテントを撤収して帰路へ。
帰りは恒例の温泉に入って名古屋へ。
taroさん、かなりの読書家で帰りの車は本屋談義で盛り上がりました。私とはクライミング以外の趣味もかなり気が合いそう。
taroさん、shimizuさんお疲れ様でした。また、お願いします。