正月山行の予行練習として八ヶ岳の権現岳に東面から向かいました。
shimizu(記)、kura、waka野郎、ura、takaの5人です。
八ヶ岳の東面は何度も行ったことはあるけど、12月のこの時期に入るのは初めてです。
地獄谷の景色もだいぶ違い、いつもはラッセルで苦しめられるアプローチも楽々でした。
12/16
美し森6:15→出合小屋8:00→三ツ頭12:15→権現岳山頂13:15→権現小屋
美し森の長い林道も、行きではツラく感じません。
楽しく話しながら歩いたらあっという間に出合小屋に到着。
先行は1パーティ、アイスクライミングに行くようです。
今回私たちが登ったのは、出合小屋の裏手から伸びる「川俣尾根」
位置も方角もわかりやすく、地図読みの練習にもなるし、ラッセルも多少はあり良い足慣らしになりました。
少しだけ軽い藪漕ぎっぽいものもあったけど、概ね歩きやすい。
薮ではkuraさんが生き生きして先頭を務めました。泥臭いのが好きみたい。
稜線に出ると視界はあるけど、風が強い。気温はそこまで下がってないかな。
終始takaさんが遅れ気味でした、高所に弱いみたい。睡眠不足もあるんじゃない?
権現岳山頂についた時に皆で相談。
キレット小屋まで向かえば、翌日赤岳山頂に余裕が持てる。
ただ2時間強はかかりそうで、皆疲れているし、、、
だいぶ早かったけど権現小屋の裏でテント泊しました。
メンバーでは経験の浅いuraさんもだいぶ雪山泊に慣れてきて、何も言わなくてもテキパキと仕事をこなしてくれます。
酔っ払いkuraだけが心配です。
12/17
権現小屋5:20→ツルネ北峰7:40→出合小屋11:55→美し森13:40
テントの撤収に時間がかかると思い3:30に起床。
実際には2時間もあれば余裕な感じかな。もう少し明るくなってからの出発でも良かったです。
前日より風も強くて、かなり寒い。
鎖があったりハシゴがあったり、暗い中では楽には進ませてもらえません。
たった2時間ほどしか歩いてないのだが、赤岳はあきらめツルネ東陵で下山することに決めていました。
何度も下山で利用しているはずのツルネ東陵も今回はなぜか雰囲気が違う。
雪の量か、赤テープの少なさか、、、
気を抜いて歩いているとすぐに、南側の支尾根に入り込んでしまう。
皆で地図と磁石を見ているつもりなのに、間違いにすぐに気づけない、、、
記憶はあてにならないことと、間違いのトレースもあるってこと。勉強になりました。
年末の北アルプス縦走に向けて各自の弱いところや、装備の不備、時間配分や、燃料使用量など。
新たに分かったこともあり、思い出したこともあり、良い山行だった。
一人一人の力は弱いが、皆で協力して4日間の縦走を成功させたいと思う。