Takaです。今回はnagaと利尻山へ行ってきましたー。
今回、全行程5日間のうち山に入ったのはたったの一日というより利尻島滞在は24時間・・・。
ドラマであったなそんなの・・・笑。
利尻山は、利尻礼文サロベツ国立公園内にあり、利尻礼文サロベツ国立公園は北海道北部,利尻島と礼文島,およびその対岸の稚内市から豊富町,幌延町にいたる海岸砂丘地域,サロベツ原野を含む自然公園で、利尻山は
利尻島の真ん中でどーんと存在しています。今回はそんな利尻山へ行ってきました。
4/26 飛行機で新千歳 札幌市内観光(市内泊)
4/27 naga(フェリーにて新潟から)と市内合流 稚内へ車で移動フェリーし利尻島
港より徒歩1時間 北麓野営地テント泊
4/28 5:00発 14:00着 テント撤収 16:40フェリーで稚内へ移動
4/29 旭川にて解散 takaは旭川からバスで札幌、札幌から電車で千歳泊
4/30千歳から新千歳まで電車移動で飛行機で帰名
5/27に利尻島についてから北麓野営場まで4.5km・・・歩きで向かいます。
出だしは町中を歩いて行きますが後半からは1本道で緩やかな登り坂は身体に堪えますねー。ようやく着いたと思っていたtakaに対してnagaはもう着いた・・・若いってすばらしい。
その日は明日の準備を整え、夕食にジンギスカンを食べ、就寝。
4/28 4:30起床
5:00登山開始
6:40沢分岐長官山方面(左俣)
8:15第二見晴台 1120m
9:15避難小屋にてスキー板デポ
10:45利尻山登頂
11:45スキーデポ地点到着
12:10滑走開始
12:15takaスキー板外れ転倒
12:30再滑走開始
15:00撤収完了
16:40フェリー出航
朝、4:20分起床。前回、お水を沸かしての朝食の場合、時間が余りすぎたので、少しゆっくりと起きる。テントから外にでると空も白んでいて引き続き穏やかな天気のようだ。
ご飯を済ませ、出発する。
出だしは、雪のない登山道を板を担いで歩く。今日は泊まり装備を置いてきたので少しは軽い。
(昨日の港から野営地までは肩にずっしり食い込んで言葉もでなかった(T_T)
若いあんやろーは元気、楽しむ余裕しかもっていない。
5:30位に水場に到着。ここで水を確保し。ここから登山道を離れる。
いざ〜
めちゃきれい
長官山ピークを目指すと必然的に登山道を離れる。沢内といってもなだらかな尾根があり、ここでテント泊をしていた人もお見えになった。振り返れば港と町と海が山間からながめられ素敵な雰囲気だった。そのままズンズン高度をあげて・・・と、ならずtakaの体力不足は問題かもしれない。山行中、nagaを待たせることが9割だった。
唯一、先行したところが、標高550m位からの傾斜がきつくなりだした所で、スキーシール登行の時、アイゼンに履き替えるまでの間は、急傾斜の所でのシール登行が苦労していた。
適度に安全な所でアイゼンに履き替え、このまま高度をあげて少しの藪漕ぎをし、約1120m付近で稜線上の夏道と合流する。稜線に上がる前、稜線上では強い風が吹いていた時間帯があったが、稜線上にあがってからは穏やかな天候に恵まれ、視界も礼文島、稚内はもちろん、樺太半島も肉眼で確認できた。(私の父は樺太出身で、見えたと報告すると地図を持ち出してきてくれて自身の住んでいた地域をおしえてくれた)
明日の経路を確認しつつ登るが、全体的に雪が少ない為、二日登る?という感じではあった。積雪は例年より2m位は少ないそうだ。長官山のピークを越えて、利尻岳山小屋にてスキーをデポし山頂へと進む。
天気は本当に穏やかで、takaは気持ちが良いことこの上ないのですが、takaのあまり遅さに内心、穏やかではnagaかも知れないと思いつつ速度は上がりません・・・。
山小屋以降で眺める山頂はまさにマッターホルンのように(行ったことないからイメージ)気高く凜としている。
かっこよすぎ
夏道沿いを山頂に上がるほどに四方の景色が眼下に広がり、しかも、どちらも海、海、海〜!
と、喜びたくても喜ぶ元気もなし。気持ちは喜んでいる。
山頂では道警の方や南陵を登攀してきた方などがいて賑わっていました。
山頂もかっこよすぎ
じつは今日の登山者の8割は青い上着
スキー滑走は山小屋までもどり、雪がつながっているラインを探し、滑走。
雪が安定している所までアイゼンで下り、板を装着。
安定のテレマーク
Nagaが滑る順調に高度を下げるで、takaも続いて滑り始める・・・痛恨のミス。。。
少し急斜面なのと固めの斜面(アイスバーンにはなっていない)だったので、1ターンずつで刻んで降りようとした2ターン目・・・止まろうとした時・・・・なんと、谷側の板(右足)が外れてしまいましたー!!
もちろん、片足で滑ることなどできず、斜面の側方にある藪へ突撃。必死につかもうとするも身体は滑走予定の斜面へ落下。固め雪面だった為、止まりません。
下方のnagaを目で追いつつ、追い越し、前方の薄い藪に突撃。そこでも藪をつかもうとしましたが、止まるわけもなく、藪ジャンプ台よろしく少し宙を舞い、再び雪面へ・・・ここで運良く、ザックがクッションとなりお尻で雪面を滑る形になるも、為す術なし・・・。ピッケル付きストックは最初の衝突でとばされ、板は2回目の突撃でリーシュが切れ足から外れ、残ったストックでは止まるはずもなく・・・。
その次の危険を探していたら雪面が緩んできたので、うつ伏せ状態になり、2,3度雪面を蹴り込み停止・・・・・。
・・・・滑り降りる前に、ここだったら最悪こけてもすべり落ちるだけでしょうと話をしていたことが・・・・・。
身体は無傷ですが・・・・・Taka大いに反省。
その後は斜度が緩むところまでクライムダウンし再び滑走。
下部はゆるやかで大きなボブスレーのコース内を滑るようでした。最後は岩がゴロゴロしていたり、倒木をさけたりと
シュプールという感じではないのですが、私にはあっているのかも。地図読みもできるし、途中登山道を行き過ぎたりしましたが大事にはいたらず無事(ギリギリなのはtakaだけですけど・・・)???下山。
で、雪の状況とtakaのふがいなさで今回終了となりました。
きれいな景色でした〜旅(お勉強)はつづく〜
利尻山へ行く・・・・山スキーを初めてから念願。
やっぱり夢とも思っていたのですがぎりぎり無事いろいろに終えました。
結果を見ると惨敗でしかないですが・・・。
どのようにその山に向き合ってどのように取り組むか・・・体感した今シーズンと思います。
そこにはグレードや仕事の日程、仕事でのお客様、協力業者さん、山岳会の皆さん、多くの人達に助けられたと感じる山行でありました。(各個人おなじようにたくさんの壁を乗り越えて山行をしていると思うと皆さん尊敬)
そして、一つのミスは死に直結する世界にいるとひしひしと感じました。
最後の最後にパートナーのnagaにはとっても感謝しています。
今回の計画、一人では行けないし、もう少し仲が良ければ甘えて行かなかった(仕事のやりくりに耐えきれず・・・)かもしれなかったし、も少し遠い関係であればあっさりと断った可能性が高かったと、思う。
遠からず近からずの距離感。仲間がいるから頑張ろう!そんな仲間の存在の有り難さを感じました。。
・・・nagaとのドライブはサイコーでした。Nagaの歌声は北海道によくあうあう(笑)惚れました!!!
余談なんですが、よく何の為に山やっているのですか?聞かれるのですが・・・何の為でしょうね笑
人生って何をやっても、どうもがいてもどうにもならない事や納得できないことって多々あると思うんですけど、それでも、必死になってもがき続けていたら、突然、「あ、これだったか」と頑張っていたことに納得できる事があると思うんです。きっと。
きっとその瞬間、いえ、この時の為に自分はがんばっていたんだなーと。それはきれいな景色をみるとか、難しい事をやり遂げたとはまた別の事・・・。ここに導かれていたんだなーと思う瞬間・・・かな?笑
そんな瞬間をもらえた旅でした。