2007/7/26

なぜイギリスは日本より豊かになったか  毎日父さん

 通院の際、診察待ち時間をつぶすために時々週刊誌を買いますが、「なぜイギリスは日本より豊かになったか」の見出しに惹かれ、いつもなら買わない東洋経済新報7月28日号を買ってしまいました。
 
 「格差拡大、医療破綻、教育崩壊、製造業衰退−10年前、日本と二重映しの難題を抱えていた英国は実践的な政策を次々実行、遂に日本より豊かな国になった。奇跡の大復活を遂げた英国の10年間を通じて、日本が進むべき道程を照らし出す。」という概要でイギリスの@労働A教育B医療C金融についてまとめ、日本の@経済A金融B政治C雇用について提言がされています。

 詳しい内容を知りたい人は買ってみてください。ただし、イギリスの話ですので、日本と様々な状況がちがいますので、そのまま適用できないと思います。
 しかし、いい面も悪い面もわが国の政策の参考としたらよいでしょう。

 経済誌ですので、内容は経済・金融が、また、選挙前ですので政治が中心になりますが、退陣したブレア政権のブレーンであるアンソニー・ギデンスが特別寄稿していましたので、興味深く読みました。彼は著名な社会学者でもあるので、イギリス社会をどう捉え、どんな社会政策を打ち出したか知りたかったからです。また、彼が貴族院の議員であることをはじめて知りました。

以下はギデンス寄稿の要約です。

ブレア政権あるいはニューレーバーの基本路線は
1経済を優先する。
 雇用は失業率の改善だけでなく、現に仕事をし最低賃金以上の収入を得る人を増やす。
 ニューディール政策(再就職支援プログラム)の実施
2政治的中道をいく
 中道を維持し、中心を左寄りにシフトさせる
3貧困層に焦点を当てる
 特に子供の貧困を減らす
4教育と医療に投資する
5中道左派の解決をめざす   
で、この政権の政策により「この国がよい方向へと舵を切ったのは確かだと」としています。
 がその評価にはまだ、時間がかかると思います。

 東洋経済新報社  http://www.toyokeizai.co.jp/




例えば金融については、あまりの急成長がバブルの印象がぬぐえず、いずれ崩壊するのではと危惧します。バブルの後遺症の大きい日本では慎重になるでしょう。
 また、政治も二大政党政治のモデルのようにいわれますが、スコットランドに割り当てられているイギリス議会下院の定数59のうち2大政党の一つの保守党はわずか1議席であり、地域的な偏在が大きいし、また第3党の自由民主党の議席数も増加しています。
 医療についても、税による国民医療サービスNHSで、単純に日本とは比較できません。しかし、ブレア政権の医療改革は話題になりましたので、また調べて機会があればまとめたいと思います。
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