2010/6/13

縄文のウイルス  患者学入門

 浅野史郎・前宮城県知事(62)が、ウイルス感染で発症する成人T細胞白血病(ATL)というがんを患っていましたが、昨年、造血幹細胞移植をうけ、一旦退院し、現在治療のため再入院されているとのことです。
 
 成人T細胞白血病は白血病の中では、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)感染という原因が特定されています。キャリアの3%から5%(古い資料ですと、0.1%程度)が感染後、40年から50年経過して発症します。ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は縄文人にもあったといわれています。

 九州・沖縄地域にキャリアが多く、 1991年の厚生省(当時)研究班の報告書では、「キャリアの数は地域差があり、全国的な検査や対策は不要」とされました。また、放置してもキャリアは自然に減少し、いずれゼロになるとの試算も行われたようです。

 しかし、浅野氏のように、ここ近年、九州・沖縄に縁のない、関東地方出身者にキャリアの増加がみられるようになりました。全国的にも感染者はそれほど減っていません。
 
 また最近の研究から、HTLV-1のウイルス量が多いキャリアほどATLを発症しやすく、家族歴や年齢、合併症がリスク因子であることも分かってきました。

 白血病患者の立場からすると、原因のわかっている成人T細胞白血病の発症予防や治療、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)の感染対策そして発症の原因究明は他の白血病の原因究明や治療に役立つのではないかと思います。
 
 というのは、急性骨髄性白血病である私の科学的根拠の無い「勘」では、白血病は極ありふれたウイルスの感染とその他の環境を含めた複合的な原因により発症するのではないかと「感じる」からです。

 
参考関連サイト

毎日jp
http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2010/06/20100609ddm013100170000c.html
http://mainichi.jp/select/science/news/20100515k0000m040140000c.html

日経メディカル
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t095/201006/515414.html
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