2006/1/26

ライブドアと耐震偽装事件 その1  毎日父さん

 ライブドアグループの証券取引法違反事件はここ1週間ほど、連日のように報道されています。23日には堀江社長も逮捕されました。昨年からテレビ・新聞を賑わせたマンション・ホテルの耐震偽装問題も少し影が薄れてしまいました。

 でも、この二つの事件の「キー・マン」にいくつか共通点があることに気づきました。その「キー・マン」とは性格的には正反対な感じなのですが、ライブドアの宮内元取締役と姉歯元建築士です。

 生い立ちからみてみると、二人ともあまり経済的に恵まれた家庭に育っていませんが、苦学しそれぞれ資格をとりました。宮内氏は祖母に育てられ、高校卒業後、税理士事務所で働きながら、専門学校に通い税理士資格とりました。姉歯氏は母子家庭に育ち、工業高校卒業後、設計事務所で働きながら、専門学校に通い建築士の資格をとりました。二人とも祖母や母を早く楽にさせてあげたいと一所懸命でした。

 そして、もともとは比較的控えめで堅実な生活をしていたようですが、宮内氏はニッポン放送の大量株取得後頃から、姉歯氏は耐震偽装設計を繰り返すうち高級外車を乗り回し、生活も派手になっていきました。宮内氏は厳しいノルマ達成の命令を部下に強いるようになり、姉歯氏は惰性で偽装設計をしていきました。おそらく、彼らを支えていた緊張感や倫理感などが急速に薄れていったのではないでしょうか。

 また、二人ともこれらの事件の「キー・マン」なのは、税理士・建築士という専門的な資格をもっていることです。法律や制度を熟知し、専門的知識、専門的技術をもち、違法なことや不適切なことについて、「ノー」と言える立場にあった人たちです。

詳細な事実経過は捜査の経過をみてみないとわかりませんが、ふたつの事件は共通の問題点をあらわしています。

 一つは専門的な資格職の倫理の問題です。違法なことや不適切なことに本来ならばブレーキをかけるべき人たちがブレーキをかけることができず、むしろある時期から積極的に違法なことや不適切なことを行ってきたと推測されることです。ある週刊誌の見出しに「宮内亮治の道を誤らせた学歴コンプレックス」とありましたが、むしろ二人とも学歴がなく、苦学して資格取得しただけに専門的な資格を大事にし、その資格に誇りをもって仕事をしていたと思います。しかし、その資格を傷つけることをしてしまったのです。このことは、専門的資格職がその個人だけで倫理性を保持することがかなり難しいことを意味します。

 また、命や財産のような大切なことは個人の倫理・責任にだけにゆだねることに危うさを感じます。彼ら以上にもっといいかげんな仕事をしている人がいないとは言い切れないからです。彼らにまだ誠実さを感じてしまうのは私だけでしょうか。

 では、どうすればいいのでしょうか。 以降は次回ね。
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2006/1/26  14:05

投稿者:ほたる

毎日父さんさんへ
ご来訪、及び、コメントをありがとうございました。
テレ枡さんのところで、お会いして?いますね。
この投稿、興味深く拝見しました。
メールしたかったのですが、アドレスが探せず、ここにて失礼致します。
私は、耐震偽装の被害に遭われ、先日国会へ出向かれたN社長とは、
お会いした事も有り、また、融資先銀行も同一です。
取り壊しが決まったホテルを目の前にして、
国も個人以外は援助しない方針に、強い憤りを感じています。
只、1つだけ、救われたのは、解雇になったホテルの従業員さんたちが、
N氏がホテル再建の時は、全員が戻ると約束された事です。
小さな力ですが、こういう心根が日本を動かして欲しいと願っています。
お体が快方に向かわれます事をも切にお祈りしています。

http://diary.jp.aol.com/tspysjc/


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