2006/2/14

「アガリクス」で発がん作用促進   患者学入門

 毎日新聞(2月14日朝刊)の記事によりますと
 「厚生労働省は13日、キノコの一種「アガリクス」を含む健康食品で発がん作用が促進されるとの動物実験の結果が出たとして、「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」を販売するキリンウェルフーズ社(東京都)に対し、自主的な販売停止と回収を要請した。キリンウェルフーズ社の野中淳一社長は同日会見して謝罪し、すべてのアガリクス製品の販売中止と回収を表明した。(以下略)」
とのことです。製品自体には発ガン性ではなく、動物実験で発がん作用を助長する結果がでたとのことです。

 アガリクスは薬ではなく健康食品であることを確認しておく必要があるでしょう。薬ではありませんので、治療効果を過剰に期待するのはまちがっていますし、治療効果を過剰に宣伝するものは疑ったほうが無難でしょう。中には健康を害する事例もあります。

 また、そもそも、「薬」には「両刃の剣」の側面があります。抗がん剤はがんを治療しますが、発がん性があるものもありますし、副作用もあります。効果と害とを秤にかけて、使用するわけです。





 また、それと逆に、少し前の毎日新聞には「がん遺伝子」が転移抑制の働きがあると記事がありました。

 すい臓がんや肺がんなどを起こす遺伝子「N-ras」にがんを悪性化させたり、逆に転移を抑えたりする働きもあることを京都大学の高橋智聡特任助教授らが発見したとのことです。(毎日新聞2005年12月19日)

 がん遺伝子でさえ、がんの転移を抑制しています。人の身体の不思議なバランスを感じるとともに、がんの治療の難しさを感じます。
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