にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
にほんブログ村 にほんブログ村 経済ブログ 世界経済へ
にほんブログ村 にほんブログ村 ゴルフブログ ゴルフ情報へ
にほんブログ村
平家物語 祇園精舎の一節  

平家物語「祇園精舎の一節」を吟じて調べていたら、

祇園精舎の鐘の声の冒頭に

比叡山を開いた伝教大師(最澄)が根本中堂を建立したときに詠んだと伝えられる

阿耨多羅三藐三菩提の仏達,わが立つ杣に冥加あらせ給え


という難しい言葉を詠い込んだ一節があった。

何とも凡人には難しい言葉だが、仏教用語を調べ詩の意味を噛み砕く時、

平家物語の一節には誠に相応しい含蓄があるのが判る。


仏法の力によって世の中の人々を救済しよう という決意を詠んだ決意表明の歌ですが、

阿耨多羅三藐三菩提(あのくたら‐さんみゃく‐さんぼだい)とは仏の悟り、

一切の真理をあまねく知った最上の智慧という意味だそうで、

最澄は天台宗の開祖で遣唐使として中国にも渡った桓武天皇から

大使の名を頂いた偉い人だ。

クリックすると元のサイズで表示します

(最澄の像)

仏さまは「自覚覚他覚行窮満」(自らさとり、他をさとらせ、

さとりのはたらきが窮まり満ちている)」とも表現されるのだそうだ。

このうち「自覚」は迷いから脱していることをいい、

平清盛の平氏が隆盛を極め,やがて滅んでゆくこの時代の都は荒れ放題、

民の暮らしは悲惨で飢餓に苦しみ疫病が流行り、混迷極まっていた。


祇園精舎の原文は以下のように記されているが、

我々が詠い、吟ずるのは「風の前の塵に同じ」までだ。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす

奢れる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし

猛き者も遂にはほろびぬ 偏にに風の前の塵に同じ


遠くの異朝をとぶらえば 普の趙高 漢の王莽 梁の周伊

唐の禄山 これらは皆旧主先皇の政にも従はず 楽しみを極め

諫めをも思ひ入れず 天下の乱れんことを悟らずして 

民間の愁ふるところを知らざつしかば 久しからずして亡じにし者どもなり

近く本朝をうかがふに承平の将門 天慶の純友 康和の義親 平治の信頼

これらはおごれる心もたけきことも 皆とりどりにこそありしかども

間近くは六波羅の入道前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人のありさま

伝え承るこそ心も詞も及ばれね。


作者についてはいろいろな説があるが琵琶法師「耳なし芳一」の悲しげな琵琶語りから

どなたも一度は聞いたことのある一節だが、吉田兼好の「徒然草」に出てくる

信濃前司行長(しなののぜんじ ゆきなが)なる人物が盲目の僧の教え語らせたと

いう説や、また親鸞の高弟の「法然」などの説があるが、

後世に色々な人によって書き加えられてきたことも考えられる。



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ