2009/6/23
「ひとりたび。」
少しずつ、道をたどりながら、
安曇野の景色を、
刻んでいこうと、
思ったけど、
やり直すには、
ちょっと、
遠くなったかな、
と思う。
一生のうちに、
何回、
あの場所で、
花を眺めることが、
できるのか、
と思う。
心の底に響くような、
安曇野の風が、
心の底に澱んだ気持ちを、
遠くに運んでくれるようで。
浄化。
再生。
アルプスを赤く染める朝焼け、
霜柱の溶ける音、
桜吹雪、
たんぽぽの旅立ちの朝、
麦のさわさわと揺れる音、
せせらぎ、
流れる雲、
雨、
虹、
青空。
凍るような風、
落ち葉、
黄色い田んぼ、
白鳥、
雪をかぶったアルプス
………それから……

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